「復興ガールズ*」~女子力で被災企業の復興支援~

 「被災地のために、学生として何かをしたい!」
 そうした強い想いから結成された岩手県立大学総合政策学部の女子学生9名のグループがいます。その名も「復興ガールズ*」。
 結成当時、ボランティアによる復興支援は、がれきの撤去や募金などの活動が中心でした。そのような中、彼女たちは、被災者の生活の糧となる「仕事の復興」を手助けしたいと、学内の「IPU-Eプロジェクト(※)」に申請し、大学公認のプロジェクトとして活動を始めました。
 その活動は、被災企業と協力してオリジナル商品を企画し、首都圏などのイベント会場で販売したり、わかめを使ったレシピを WEBで紹介したりと、多岐にわたります。
 9月16日(金曜日)・17日(土曜日)、いわて銀河プラザ(東京都・東銀座)で開催された復興ガールズ *主催イベント「いわて復興フェア」では、彼女たち自身が企画・デザインを手掛けたキーホルダー(津波で倒れた高田松原の松を使用)や、三陸鉄道のグッズなど沿岸地域の商品を販売し、同店での記録的な売上げを計上しました。
 こうした被災地と全国をつなぐパイプ役としての活動は、被災地の現状を伝えるとともに、岩手の魅力を PRする大きな力となっています。また、商品企画や各社との連絡調整、マスコミへの飛び込み宣伝活動などを通じて、彼女たち自身の就業力を高めることにもつながっています。
 現在、復興ガールズ*は、岩手県内外のイベントなどからたくさんの活動依頼をいただいており、今後も岩手の復興に力を尽くしていきます。また、復興には息の長い継続的な支援が必要なことから、今後は後輩たちにバトンを渡し、その活動をリレーしていきます。

※岩手県立大学(Iwate Prefectural University)が就業力(Employability)育成支援事業の一つとして、学生の主体的な取組を支援している。

【お問合せ】
岩手県立大学学生支援室
電話番号 019-694-2010

復興ガールズ*、全員集合