ふじのくに「青島温州」のブランド化の推進 -「貯蔵みかん産地しずおか」の取組-

 冬と言えば、こたつにみかん。静岡県は、生産量全国第3位のみかん産地で、その代表品種が「青島温州」です。静岡市の青島平十氏が発見し、「貯蔵みかん産地しずおか」の地位を確固たるものとしたみかんです。果実は大きく扁平で、糖度が高く、風味が良いのが特徴です。貯蔵することで、こくとまろやかさが増すため、11月下旬から収穫し、貯蔵後、12月中旬~3月にかけて出荷されます。また産地では、より高品質な果実を長期間、提供するため、冷風貯蔵庫の導入が進められています。
 みかんは枝や樹全体が変異し、それが有望な品種に変わることがあります。近年、静岡県では変異により、「青島温州」から「朝福ちゃん」、「はじめ」、「陽一郎」といった新しい品種が続々と生まれています。植え付けてから果実が成るまで年数を要することから、これらの新品種を少しでも早く皆さんにお届けできるよう、県では国等と連携しながら改植等の産地の取組を支援していますので、楽しみにしていてください。
 まずは、お歳暮などの贈り物として、また、ご家庭での団欒のお供に、静岡県の「青島温州」を是非、ご賞味ください。