東日本大震災復興支援チャリティ・とくしまマラソン

11月6日、四国最大級の市民マラソン「とくしまマラソン」が開催され、全国各地から参加した5,799人のランナーが徳島市の徳島中央公園前をスタート。4回目となる今大会は、「東日本大震災復興支援チャリティ・とくしまマラソン」と銘打ち、大会を通じて、被災地の方々に「とくしま」から復興支援の熱い応援メッセージを届けることを願う「チャリティマラソン」として開催されました。ランナーそれぞれが「がんばろう。東北」「徳島の思いを東北へ」などの応援メッセージをゼッケンに書き込み、秋深まる徳島路を快走しました。
 コースは、雄大な四国三郎「吉野川」や「眉山」などの美しい風景を望む42.195km。沿道では「阿波おどり」が披露されるなど、徳島ならではの応援や、途切れることのないたくさんの方々の温かい応援がランナーたちを励ましていました。また、給水所では、「半田そうめん」や「そば米汁」をふるまうなどボランティアによる郷土色豊かな「お接待」もあり、ランナーとの交流があちこちで見られました。
 当日、制限時間の7時間以内に完走した人は5,388人で、出走者の92.9%。走り終えたランナーたちからは「応援のおかげで頑張れた」「声援が力になると実感した」との声が相次ぐなど、四国遍路で培われた「おもてなしの心」あふれる大会となりました。レース後、徳島市内で開催された後夜祭「ランナーズオアシス」では、ランナーたちが無料マッサージや足湯で疲れを癒したり、東日本大震災支援物産展「さんま祭り」や徳島の食材市「徳島マルシェ」を楽しんでいました。
 今から開催が待ち遠しい次回の「とくしまマラソン」は、「第5回記念大会」として、来年4月22日に開催されることが決定しました。徳島市の福島橋付近をスタートし、来春開通予定の東環状大橋(仮称)を走る新コースで、定員は過去最多の10,000人。参加者は来年1月6日から募集します。ゲストランナーには、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん、NPO法人ニッポンランナーズ理事長の金哲彦さんを予定しています。制限時間が7時間と長く、初参加の方も積極的に参加しやすい「とくしまマラソン」。是非皆さんも参加してみませんか?