集落活動センターを核とした集落の維持・再生に向けた仕組みづくり

 高知県の中山間地域では、高齢化の進行や人口減少に伴う地域活動の担い手不足、買い物や移動手段といった生活面での不安、農林水産業を担う人材不足など、様々な課題に直面しています。その一方で、昨年度実施した「集落実態調査」の結果から、地域住民の皆様は、集落への「愛着」や「誇り」を感じながら「今後もここに住み続けたい」という強い思いを持っていることが分かりました。
 そのため、高知県では、中山間対策として、旧小学校区程度をエリアとする近隣の集落が連携して、廃校や集会所などを拠点に、それぞれの地域の課題やニーズに応じて、住民自らが地域ぐるみで取り組む"集落活動センター"の仕組みづくりに取り組んでいます。センターでは、地域のリーダーや外部人材を中心に、高齢者の見守りなどの福祉や生活面でのサービス提供のほか、地域の特産品を生かした加工品づくりなど、地域でお金が回る経済活動を行います。また、地域おこし協力隊の高知県版「高知ふるさと応援隊」も積極的にセンターの活動をお手伝いしています。高知県では、このように中山間地域の住民の主体的な取組の活動拠点となる集落活動センターを、今後10年で130ヵ所開設することを目指しています。
 集落活動センターの取組について、詳しくは下記ホームページを御覧いただくか、中山間地域対策課までお問合せください。


お問合せ
高知県産業振興推進部中山間地域対策課
電話番号088-823-9600  
HP http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/121501/