福島県の復興のあゆみ
福島県では、東日本大震災からの復興に向けて一昨年12月に策定した「福島県復興計画(第1次)」に基づき、復興への取組を進めてきましたが、全国の皆様からのご支援に力を得て、着実に元気を取り戻してきています。
これまで、空間放射線量の低減に向けて除染を進めてきたほか、食品の安全確保を図るため、米の全袋検査など生産及び流通の各段階でモニタリング検査体制を強化し、基準値を超えたものを流通させない仕組みを構築しました。また、昨年10月には、18歳以下の医療費無料化を実現するなど、県民の健康を守る取組を行っています。
産業面においては、多くの企業が震災前の水準を取り戻しつつあり、新たな工場立地も実現しています。また、再生可能エネルギーの推進や(仮称)医療機器開発・安全性評価センターの整備による新たな産業の創出にも取り組んでいます。
また、昨年4月からの原発事故による避難指示区域の見直しにより、ふるさとへの帰還準備を加速できる区域が広がる一方、当分の間帰還が困難な区域の指定も行われています。このような状況に対応するため、復興計画(第2次)を策定し、復興公営住宅の建設など、避難者の生活再建に向けた取組を新たに盛り込みました。
さらに、東日本大震災により社会情勢が大きく変化したことから、総合計画を改定し、「ふくしま新生プラン」を策定しました。この新たな総合計画は、今の子どもたちが親の世代となる30年後を展望し、震災から10年の節目である平成32年度を目標年度とした8ヵ年計画です。今後は、復興計画と一体的に推進し、プランの基本目標である「夢・希望・笑顔に満ちた"新生ふくしま"」を目指してまいります。
お問合せ
福島県復興総合計画課
電話番号024-521-7109
「福島県復興計画(第2次)」HP
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/fukkoukeikakudai2ji.pdf