茨城県初の試み!映画「天心」エキストラツアーの実施

 ロケ支援実績全国トップクラスである茨城県では、県内に豊富に存在しているロケ地やこれまで培った映像関係者とのつながりを有効に活用し、エキストラとして映画に参加できる東京発着の観光ツアーを本県初めての試みとして実施しました。
 参加した映画は、震災からの復興に向け、地域を挙げて取り組んでいる映画「天心」(今秋公開予定)。主役である岡倉天心は、東京美術学校(現 東京芸術大学)の設立に貢献し、日本の美術・文化を欧米に紹介した著書「茶の本」でも有名ですが、晩年は思索と静養の場として、茨城県五浦(現 北茨城市五浦)に居を構え、横山大観ら弟子たちを指導し、新しい日本画の創造を目指した方です。
 ツアー参加者は、天心役の竹中直人さんを始めとする主要キャストや地元のエキストラと一緒に、明治時代の衣装に着替え、六角堂(北茨城市)のある天心邸敷地内で、映画のクライマックスシーンに参加しました。なかには、好きな俳優との共演を目的に、遠くは岐阜県からの参加者もいました。

 なお、六角堂は天心が創建したもので、東日本大震災の津波で流されましたが、昨年4月に創建当時の姿で再建された、本県の復興のシンボルであります。
 今後、本ツアーの関係者を集めたシンポジウムを実施し(3月頃)、エキストラツアーが本県ならではの新たな観光資源となるよう、広く発信していく予定です。

 

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