7色の石川県産フリージア「エアリーフローラ」に名称決定!!~優雅な春の女神~
さわやかな香りが特徴の春の訪れを告げるアヤメ科の花「フリージア」。石川県が育成したこのフリージアの新品種の名称が昨年12月13日、「エアリーフローラ」に決定しました。
この新品種は、石川県農林総合研究センターが平成16年から、8年の歳月をかけて、7色を育成したもので、昨年2月に市場デビューしました。国内に流通している既存産地のフリージアは、ほとんどがオランダ産で原色の黄色が中心であるのに対し、この新品種は多彩な色合いがそろい、パステル系の薄い紫やピンクなど、日本で好まれる中間色の花を咲かせるのが特徴です。従来のフリージアの1.5倍の値がつくなど、県外の関係者からも大いに注目されています。
「エアリーフローラ」という名称は、全国から寄せられた2,457通の応募をもとに決定されたもので、「優雅な春の女神」という意味が込められています。軽快さや高貴さを感じる点が新品種としての名称にふさわしいことから採用されました。また、3月~4月の卒業式や入学式の時期に花が咲くことから、キャッチフレーズは「旅立ちを祝う花」、花言葉は「希望」に決まりました。
市場デビュー2年目となる今春は、昨年の倍となる約80,000本の出荷を予定しており、フリージアの無料配布による街頭イベントや新規栽培者を確保・育成するためのセミナーを実施するなど、PRと出荷体制の整備に取り組んでいます。
今後は、「日本人好みに合う中間色」「全国でも類を見ないカラーバリエーション」といった新品種の特徴を生かして、県内外の花き関係者や観光などの幅広い業界と連携して、「エアリーフローラ」のブランド化を進めていくことにより、石川を代表する花に育てていきたいと考えています。
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