福井県立図書館・文書館10周年~入館者数・貸出冊数日本一~
蔵書数が100万冊を超える県下最大級の福井県立図書館は平成15年に移転開館して以来、10年目の節目を迎えました。
近年「読書離れ」と言われる中で、福井県立図書館は、読み聞かせを始めとする子ども向けの催しを増やしたほか、中高生向けの小説コーナーを設けるなど、若い世代向けの取組を強化。その結果、平成22年度には県人口当たりの入館者数、貸出冊数が共に全国1位となりました。
入館者数は約74万人で、県民の9割以上の方が来館した計算。また、貸出冊数は約85万冊で、県民が1冊以上は借りているという計算になります。
さらには、福井駅前からの無料のバスを運行。ルート沿いのこども歴史文化館などを経由しながら、多くの方々にご利用いただいています。
そして、この度10周年を迎えるに当たり、大村彦次郎氏(元「群像」編集長)による記念講演を始め、福井県ゆかりの作家の特集や「あの人に読んでほしいわたしの1冊」を募集するなど、多くの方が楽しめる記念イベントを開催します。
こうした利用者を増やす積極的な努力はウェブの上でも評判。うろ覚えになりがちな本のタイトルの実例を、司書がリストアップしホームページにアップ。好評を博しました。
今後とも福井県立図書館では、若い世代を始め県民の読書活動を応援していきます。
HP http://www.library.pref.fukui.