「教育の再生」に向け学校訪問を実施

 平成24年11月に就任した伊原木知事は、児童生徒の学力向上、問題行動の解消など、教育の再生を最重要課題に掲げており、就任直後に学校教育の現状把握のため、中学校2校を訪問しました。
 訪問した学校では、授業や学校環境の視察、管理職との懇談や教職員との意見交換を行いました。今後も状況を把握するため、学校を訪問することとしています。
 岡山県では、小学校の不登校の出現率、小・中・高校の暴力行為の発生率が、平成22、23年度に全国ワーストとなるなど厳しい状況であり、その改善に向け、これまでスクールカウンセラーやスクール・ソーシャル・ワーカーの配置の拡充、課題のある家庭への支援に向けた支援員の配置などに取り組んできました。今後は、さらにスクール・ソーシャル・ワーカーの配置の拡充を図り、県内の各地域で学校と関係機関との連携による支援体制の構築・強化を進め、虐待などの複雑な家庭環境や障害特性、問題行動などの背景要因も含めた課題の解決に、早い段階から取り組み、問題行動などの解消と未然防止を図ることとしています。
 また、学力向上に向けては、これまで学力向上アクションプランとして、授業改善や休日などの補充・発展学習の場の提供などに積極的に取り組んできましたが、平成24年度の全国学力調査の結果が過去最低となったことを受け、今後は、より重点化した施策の展開を図り、課題のある学校における授業の徹底的な改善、放課後などを活用した補充学習の拡充などに取り組み、子どもたちの基礎学力の確実な定着を図ることとしています。
 そして、道徳教育を充実させ、子どもたちの規範意識を高めることで、授業規律を確保し、子どもたちが落ち着いて学べる学校づくりに取り組むこととしています。
 「教育県岡山」の復活に向け、強い決意でこれらの取組を進めていきます。