南海トラフ巨大地震による震度分布・津波浸水予測の概要
高知県では、今後進めていく地震・津波対策の根幹となる高知県版第2弾の震度分布・津波浸水予測を平成24年12月10日に公表しました。今回の予測は、内閣府が平成24年8月に公表した最大クラスの震度分布・津波浸水予測をもとに、本県の最新の地形や地盤データを反映したものとなっています。その中で、津波による浸水については、河川や海岸の堤防が機能しない最悪の状態を想定して計算しました。また、今回は、より具体的なイメージを持って津波避難計画づくりなどの事前の備えが行えるよう、揺れの強さや浸水の範囲だけでなく、いろいろなデータを示しています。
具体的には、避難行動が取れなくなる30cmの深さに浸水するまでの時間や、体に感じる揺れ(震度3以上)が継続する時間を新たに公表しました。このほかにも、津波が何時間押し寄せてくるのかを示したグラフや、今回想定した最大クラスの津波と、比較的発生頻度の高い(安政南海地震クラス)津波の二つの浸水予測の結果に、過去の地震による津波の痕跡を重ね合わせた予測図も公表しています。
なお、今回の公表に際しては、この予測を見て何が分かるのか、地震・津波に対してどのように備えていくべきかも合わせて示しています。
県では、最大クラスの地震・津波が起きたとしても、人的被害を限りなくゼロに近づけていくよう、様々な対策を市町村と共に全力で取り組んでいます。
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高知県危機管理部南海地震対策課
電話番号088-823-9386
HP http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/010201/