新しい「岐阜の宝もの」が決まりました。

 県では、平成19年から、地元の皆さんと一緒になって、今後の岐阜県観光の振興につながる地域資源を掘り起こし、磨きをかけ、地域の魅力を高める「岐阜の宝もの認定プロジェクト」を進めてきました。
 去る2月9日(土曜日)、ふるさとの誇りとなる新たな「岐阜の宝もの」に、県内14市町村にまたがる「中山道ぎふ17宿」が認定されました。
 中山道は、江戸日本橋から京都三条大橋まで続く約532㎞、69宿の街道で、このうち1/4に相当する約128㎞、17宿が本県を通っています。
 「中山道ぎふ17宿」では、貴重な景観を残す取組や、祭りの開催、歴史・文化の掘り起こしが進み、発掘された資源を活用した散策コースの設定、新たな観光商品の開発、統一デザインによる中山道案内標識の設置など、住民主導による観光客の受入れ態勢も強化されつつあります。
 今回の認定で、県内の「岐阜の宝もの」は、200余の滝からなる「小坂の滝」(下呂市)、手付かずの自然が残る広大な原生林「乗鞍山麓五色ヶ原の森」(高山市)、ミズバショウやニッコウキスゲが咲き誇る湿原「天生県立自然公園と三湿原回廊」(飛騨市・白川村)、現在の歌舞伎では途絶えた演目や芝居の型の保存に取り組む「東濃地方の地歌舞伎と芝居小屋」(恵那市・中津川市・瑞浪市)と合わせて計5件となりました。
 3月には、17宿をつなぐ街道を歩いて楽しむイベント「中山道ぎふ17宿歩き旅はじめの一歩ウォーク」を開催するなど、今後、街道周辺の観光資源も含めた一体的な事業を展開していくことで、周遊性の高い広域的な観光エリアの構築を目指します。
 その他の地域でも、これら個々に輝く資源を「清流」をキーワードにつないだ、宿泊滞在型観光地「清流の国ぎふ観光回廊」づくりに岐阜県全体で取り組んでいきます。


お問合せ
岐阜県広報課 電話番号058-272-1116
<「岐阜の宝もの」を紹介する>HP
http://www.pref.gifu.lg.jp/kanko-bussan/shiru/gifuno-takaramono/

「中山道ぎふ17宿」の一つである馬籠宿(中津川市)の写真