モノづくりの未来をひらく「あいちシンクロトロン光センター」がオープンしました!
愛知県では、付加価値の高いモノづくりを支援するため、愛知万博会場跡地(瀬戸市・豊田市)において、最先端の研究開発環境を備えた「知の拠点あいち」の整備を進めてきました。
「知の拠点あいち」では、昨年2月14日、愛知県の公設試験研究機関である「あいち産業科学技術総合センター」が先行してオープンしています。
この度、同センターに隣接する形で、ナノテクノロジーを用いた研究・開発に不可欠な、最先端の計測分析機能を備えたシンクロトロン光利用施設である「あいちシンクロトロン光センター(愛称:AichiSR)」が、3月22日にオープンしました。
シンクロトロン光とは、光速に近い速度まで加速した電子を電磁石で曲げた際に発生する極めて強力な光であり、ビームラインと呼ばれる測定装置に導いてサンプルに当て、計測分析を行うものです。
この施設は、公益財団法人科学技術交流財団が整備し、運営を行うもので、産業利用を重視しており、異なる機能を有するビームラインを6本備え、企業ニーズに幅広く対応できます。また、隣接する「あいち産業科学技術総合センター」が備える電子顕微鏡などの高度な計測分析機器と併せて利用することによって、研究・開発の際に、より効果的に御活用いただけます。
施設の御利用に当たっては、コーディネータがきめ細かくサポートしますので、愛知県内のみならず、県外からの積極的な御利用をお待ちしています。
お問合せ
愛知県産業労働部産業科学技術課
電話番号052-954-6347