肥薩おれんじ鉄道観光列車「おれんじ食堂」運行開始!

 九州の西海岸を走る肥薩おれんじ鉄道は、熊本県八代市から鹿児島県薩摩川内市までを28の駅で結ぶ、全長116.9kmの鉄道です。
 九州西海岸をオレンジ色に染める夕日、みかん畑に彩られた山々、風情が残る田舎道など、ゆっくりと変わる車窓風景に心が癒されます。
 そんな美しい景色をゆっくり堪能していただくため、同鉄道では、先月24日から観光列車「おれんじ食堂」の運行を開始しました。この「おれんじ食堂」のデザインは、九州新幹線「つばめ」などを担当した水戸岡鋭治氏が手掛け、変わりゆく美しい九州西海岸を眺めながら、ゆったり、のんびり、スローライフな旅が楽しめる快適な空間の演出をコンセプトとしています。
 また、「おれんじ食堂」の名のとおり、車内では、沿線の旬な食材を使用した季節のお食事やスープ、フレッシュジュースなどを提供するとともに、いくつかの停車駅では、地域の特産物を販売する「おもてなし市場」が開かれます。そのほかにも、沿線の銘菓のブッフェサービスや記念乗車証の配布サービスなど、お客様に満足いただけるおもてなしを行います。
 運行はキッチンを備える1号車(ダイニング・カー)と半個室を備える2号車(リビング・カー)の2両編成(全席指定合計43席)で1日3便。週末(金~日曜)と祝日、また春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みは毎日の運行で、年間215日運行します。
 県では、沿線市や関係団体等と組織している「鹿児島県肥薩おれんじ鉄道利用促進協議会」の一員として、「おれんじ食堂」の広報等様々な支援を行い、全国の皆様に乗車していただけるよう利用促進を図ることとしています。
 是非鹿児島へお越しの際は、「おれんじ食堂」に御乗車いただき、同列車が提供する「ちょっと贅沢な九州の旅」を満喫してください。

お問合せ
鹿児島県交通政策課
電話番号099-286-2465

肥薩おれんじ鉄道観光列車