富山の魅力を伝えるお土産づくり―まちの逸品ブラッシュアップ事業
富山県では、平成26年度末の北陸新幹線開業により首都圏からの観光客など来県者の増加が見込まれることから、平成24年度から消費の鍵を握る女性が好むお土産を発掘・ブラッシュアップし、富山県のイメージアップにつながるような売れるお土産づくりを進める「まちの逸品ブラッシュアップ事業」を実施しています。
この事業は、県内で人気の商品や知る人ぞ知る逸品を、女性に好まれるお土産となるよう、気軽に買って帰れるものや女性が普段使いできるものなどに改良することを目的としています。事業の対象とする商品は、1.箱菓子(日持ちするもの)、2.スイーツ(生菓子)、3.女性が普段使いできる工芸品(高級感のあるもの)の3区分とし、県内で製造及び販売されている商品であることなどの要件を満たす商品・事業者を募集したところ61事業者108商品の応募がありました。この中から、地域ブランド開発、デザイン、流通、メディアの専門家から成る検討委員会において、差別化・話題性など商品そのものの魅力や生産能力・価格等の観点で、ブラッシュアップする15品目(箱菓子5、スイーツ5、工芸品5)を選定しました。選定された商品については、検討委員会による評価やアドバイスを元に、富山県総合デザインセンターとも連携し、必要に応じてデザイナーとのマッチングを行うなど、その改善を進めました。また、「富山のお土産をみんなでつくろう」というSNSページを活用した情報発信や、首都圏在住女性へのアンケート調査、富山県物産展などで実施したモニター調査の結果を商品の改善に生かすなど、消費者目線でのブラッシュアップにも努めました。
平成25年度はこのブラッシュアップされた「まちの逸品」15品目について首都圏でPRキャンペーンを行うこととしており、商品の魅力はもちろん、商品のバックボーンとなる富山県のイメージ浸透も図ることで、「作り手に会いたくなる」「その街に行きたくなる」そんな富山の魅力を県内外の多くの人たちに伝えるきっかけにしたいと考えております。
お問合せ
富山県商工労働部商業まちづくり課
電話番号076-444-3253