がん検診予約システム「がんネットふくい」運用開始!
がん検診は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんの死亡率を減少させることができる確実な方法です。
本県では、昭和55年以降、死亡原因の第1位を「がん」が占め、高齢化の進展により、今後も増加傾向が続くと見込まれています。
こうした中、福井県がん対策推進計画の第1次計画では、受診券や無料クーポンの発行、未受診者に対する電話勧奨、女性のがんを対象とした小規模事業所への出前検診など、様々な対策を進めてきました。この取組により、がん検診の受診率は平成18年度以降、5年連続で上昇しました。
さらに、平成25年3月に策定した第2次計画では、受診率を現在の3割から5割超に引き上げることを目標に、第1次計画で受診率アップに効果のあった受診券の交付対象を、職場で受ける機会の少なかった中小企業の従業者にも拡大し、昨年度の19万人から今年度は31万人に大幅に増やしました。
また、平成25年4月から、全国初のがん検診予約システム「がんネットふくい」の運用を開始、市町の検診スケジュールやがん検診に関する各種情報を閲覧できるほか、24時間いつでもパソコンやスマートフォンから、検診の予約ができるようになりました。あわせて、誰でも気軽にがんに関する最新の情報を取得したり、パソコンに不慣れな人でも簡単に検診の予約ができるよう、各市町の担当窓口にタッチ式の専用端末も配備しました。
福井県では、受診券と予約システムを積極的に活用しながら、働き世代を中心により多くの県民の皆さんに年に1度は検診を受けていただき、「がんの予防・早期発見・早期治療」による県民の「健康長寿」につなげていきたいと考えています。