農林水産業「知の拠点」オープン~農林水産総合技術支援センター~

 「研究」「普及」「教育」の各部門を統合し、生産現場の課題にワンストップで対応する、農林水産総合技術支援センターが4月1日に開所しました。
 本センターは農業研究所の敷地に、農業・果樹・森林林業の3研究所、普及部門の高度専門技術支援担当、さらに農業大学校を集約したもので、これまで以上に効率的・効果的な運営が可能となりました。
 約12haの敷地に、新拠点施設となる本館のほか、作業舎や温室などを新築。新しく建設した本館は、内装等に可能な限り県産木材を使用し、太陽光発電やLEDの積極利用など環境負荷の軽減に努めています。
 本センターでは、本県農林水産物の一層のブランド化を推進するため、先端技術を活用して新品種や新技術の開発を進めていくとともに、集約化のメリットを生かし、農工商連携や6次産業化による付加価値の高い商品開発に取り組みます。
 さらには、ワンストップ窓口を設置し、農林水産業に関する課題や就業などに関する要望・相談に迅速に対応することとしています。
 また、大学院的機能を有する「アグリビジネススクール」を農業大学校に新設し、グローバル化や6次産業化などにも対応できる経営能力に優れた人材の育成を推進していきます。
 今後、農林水産業の「知の拠点」として、「もうかる農林水産業」の実現に向けた様々な取組を本センターから発信していきます。

農林水産総合技術支援センターの写真