「食の王国 みやざきづくり」への挑戦~「みやざきフードビジネス振興構想」~

 宮崎県では、口蹄疫などにより停滞した県内経済・雇用の本格的な回復と将来への揺るぎない産業基盤の構築に向けて、県政運営の基軸となる「復興から新たな成長に向けた基本方針」を策定しました。今後、この基本方針に基づき、本県の核となる成長産業の育成を加速化させ、地域経済・産業全体の活力向上に取り組んでいきますが、その成長産業として位置付けるものの一つが、豊富な農林水産資源を生かした食関連産業、いわゆる「フードビジネス」です。
このフードビジネスを成長産業として推進していくため、宮崎県では新たに「みやざきフードビジネス振興構想」を策定し、平成25年度から8年間で県内の食関連産業に関する生産額を現在の2割増の1兆5,000億円規模まで拡大させる数値目標を掲げています。
 また、フードビジネスは、マーケットインの視点に立ち、産業の垣根を越えた連携・融合・付加価値の向上を総合的に推進していく必要があるため、その調整役を担う組織として、県庁内に全国でも珍しい「フードビジネス推進課」を新設しました。

 元来、本県は全国和牛能力共進会で日本一連覇を果たした「宮崎牛」や完熟マンゴー「太陽のタマゴ」を始めとしたブランド食材など、豊富な農林水産資源に恵まれています。この「みやざきフードビジネス振興構想」の下、それらを生かした食品加工技術の開発や販路拡大、農商工連携や6次産業化などの取組に加えて、飲食業や観光産業などにも発展の裾野を広げ、総合的・一元的にフードビジネスとして展開し、官民一体で「食の王国 みやざき」の地域ブランド確立に取り組んでいきます。

マンゴーの写真