「多文化共生推進士」を認定しました
群馬県内には、労働者や留学生など、多くの外国人が暮らしています。外国人の増加は、地域経済の活性化につながる一方で、雇用や教育、生活習慣の違いなどによる様々な問題が生じている場合もあります。
そこで、県では、14年度から群馬大学と連携し、国籍や文化などの異なる人々が、地域社会の一員として、共に尊重し合うことができる多文化共生社会の構築に取り組んでいます。
25年4月には、誰もが住みやすい地域づくりを進めるため、全国で初めて、県や市町村の職員や警察官、民間企業の社員など5人を「多文化共生推進士」として認定しました。
「多文化共生推進士」は、22年度から3年間、群馬大学の「分析力を育てるアナリスト」、「企画力を育てるプランナー」、「実践力を育てるコンサルタント」の各コースを受講し、多文化地域の実態や課題とその要因を把握する方法、多文化共生に関する事例研究と共生推進プラン策定の方法、実践や支援方法などを段階的に学びました。
現在、「多文化共生推進士」は、外国人学校で防犯教育や日本語などの指導をしたり、地域や職域で多文化共生のための啓発活動などを行ったりしています。また今後は、研修会での講義や市町村、民間団体などの多文化共生関連事業への参画などを予定しています。
「多文化共生推進士」の活動を通して、地域における課題の解決や新たな地域文化、産業などが創出されることが期待されています。
お問合せ
群馬県NPO・多文化共生推進課
電話番号027-226-3396
ファックス番号027-221-0300