この夏、福井でミケランジェロの本物の作品と出会う。
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564年)は、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロと共にルネサンスの三大巨匠と称され、ルネサンス美術はもとより、西洋美術史上、最も偉大な天才彫刻家の一人と言われています。イタリアのローマやフィレンツェで創作活動を続けたミケランジェロは、彫刻のみならず、絵画や建築でも比類なき才能を発揮し、当時の人々から「神のごとき」と讃えられました。
今回の特別展では、ミケランジェロの作品や資料を世界で最も多く所蔵するフィレンツェの「カーサ・ブオナローティ美術館」の全面協力により、「レダの頭部習作」「『最後の審判』のための下絵」などの素描や彫刻、自筆の手紙など、およそ60点の本物の作品を展示。このうち、現存する作品の中で最も初期の大理石彫刻の名作「階段の聖母」を始め、約半数が日本で初めて公開されます。
イタリア国外にほとんど持ち出されたことがない世界最高レベルの作品の数々。「日本におけるイタリア2013年」にちなみ、遠く離れた地から海を渡ってやって来ますが、公開は全国で2ヵ所、福井のほかは国立西洋美術館(東京)のみです。
福井展では、県立美術館において8月25日(日曜日)まで先行して公開。日本にいながらいち早くミケランジェロ作品の本物と出会える、またとない機会です。地方で開催される唯一の福井会場に、是非夏休みを利用してお越しいただき、偉大な巨匠が残した"人類の至宝"を存分に御堪能ください。
お問合せ
福井県立美術館
電話番号0776-25-0452
HP http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/bunka1.html