地上40mの絶景!余部鉄橋「空の駅」展望施設がオープン
余部鉄橋の歴史
明治45年に建設された旧余部鉄橋は、地上からの高さ41.5mを誇り、国内有数の橋梁として、鉄道ファンのみならず多くの人々に愛されてきました。しかし、昭和61年に起きた突風による列車転落事故を契機に、架け替えに向けた取組が進められ、平成22年8月に現在の余部橋梁が完成しました。
約100年にわたり地域の鉄道交通を支えてきた歴史を後世に伝え、人々の交流を促す観光拠点として旧余部鉄橋を活用するため、鉄橋の一部(3橋脚)を現地に保存し、展望施設に整備しました。それが、余部鉄橋「空の駅」展望施設です。
日本海を見渡せる、絶景の展望施設
5月3日にオープンした余部鉄橋「空の駅」展望施設は、JR山陰本線餘部駅のホームに隣接し、地上から約40mの高い場所にあります。展望施設からは、並行して架けられた新しい鉄橋を渡る列車を
体感できるとともに、眼前に広がる雄大な日本海の眺めを一望することもできます。
展望施設の先端からは、旧鉄橋時代の線路や枕木を残した様子がうかがえ、通路の足もとにはのぞき窓があるので、橋の真下の風景を楽しむこともできます。
夏休みの家族旅行に 山陰海岸ジオパークや道の駅「あまるべ」とともに
余部鉄橋「空の駅」のある兵庫県香美町を含む山陰海岸一帯は「山陰海岸ジオパーク」として、平成22年10月に世界ジオパークネットワークに加盟が認定されたエリアです。変化に富んだ地形や地質を観察するとともに、地元の料理や温泉も楽しむことができるジオパークは、夏休みの家族旅行に最適です。
また、余部鉄橋「空の駅」展望施設のふもとにある道の駅「あまるべ」では、日本海で採れた新鮮な魚介類や地元の農産物、余部鉄橋グッズを販売しているほか、旬の海の幸を味わえる食堂も併設しています。
山陰海岸ジオパークや道の駅「あまるべ」と共に、余部鉄橋「空の駅」展望施設での絶景が皆様のお越しをお待ちしています。
お問合せ
兵庫県交通政策課
電話番号078-362-3886
ファックス番号078-362-4277