世界遺産にふさわしい富士山の環境保全を目指して!

 今年6月に世界文化遺産に登録された富士山。その豊かな自然環境は、人々の暮らしに欠くことのできない清らかな水を育むとともにいろいろな形で、私たちに恩恵を与え続けています。世界文化遺産登録の目的は、このかけがえのない富士山を保護・保全し後世に継承することにあります。
 自然公園法では、富士山のおおむね5合目以上は、特に優れた自然景観を保持する地域、このほかの富士山域も景観を極力維持しなければならない地域として定められています。
 しかし、7~8月の登山シーズンには、静岡・山梨側合わせて30万人以上の登山者が山頂を目指し、登山道や斜面の損傷なども発生しています。また今後、さらなる登山者の増加が予想され、山小屋トイレのし尿やごみの処理、自然植生への悪影響も懸念されます。
 静岡県は、富士山の環境保全を図るため、1.「環境負荷の軽減」、2.「富士山保全意識の高揚」3.「生物多様性の確保」を施策の柱として様々な取組を行っています。

  1. 環境負荷の軽減
     バイオ式など環境にやさしい山小屋トイレの整備支援、ボランティアや企業等との協働による清掃活動など
  2. 富士山保全意識の高揚
     ボランティア(名称:富士山エコレンジャー)による来訪者に対するマナー啓発、安全な登山指導、自然・文化などに理解を求める情報提供。登山者向けのマナーガイドブックの多言語での作成・配布など
  3. 生物多様性の確保
     登山歩道周辺の植生保全パトロール、フジアザミ等の自然植生復元活動など

 引き続き、富士山を守り、育み、その恵みを後世に引き継ぐため、行政・ボランティア・企業等が協働して富士山の環境保全に取り組んで行きます。

お問合せ
静岡県くらし・環境部自然保護課
電話番号054-221-2545

多言語のマナーガイドブック