首都圏から富山へ、誘客戦略「立山黒部+富山」進行中
富山県では北陸新幹線開業に向け、本県のキラーコンテンツである立山黒部アルペンルートを生かし、本県全域への夏の観光誘客を図るため、「立山黒部の楽しみ方」+「富山旅行」の提案・PRを戦略的に展開しています。
従来、富山県の観光というと立山黒部アルペンルートが中心で、県全体の観光振興と必ずしも結びついていませんでした。そこで立山黒部を強力にPRし、それと併せて県内各地の多彩な魅力を紹介することで実際に富山県に観光に来て宿泊をする、富山の食事を楽しむといった観光行動につなげたいと考えています。
JRとタイアップし、初めて作成した夏の旅行商品「立山黒部&富山」では、立山黒部アルペンルートでの登山・トレッキングを楽しんだ後、富山の街に足をのばして、名所巡りや食をゆっくり楽しんでもらうよう、富山にこだわった旅行を提案しています。例えば、立山黒部アルペンルートを下りた後、世界遺産・五箇山合掌造り集落、日本海側最大級の斜張橋・新湊大橋、富山ゆかりの文学を発信する高志の国文学館、富山湾鮨を始めとする旬の富山のグルメなど、山や海、平野部の観光の魅力も満喫していただきたいと考えています。また、6月24日から7月21日までJR山手線に商品と連動した車体広告(2編成:計22両)を掲出し、旅行商品との相乗効果をねらったPRを実施しました。このほか7月1日発売の『じゃらん関東東北版』に立山黒部アルペンルートと富山旅行を提案する小冊子を綴じ込んだり、今夏初めて全国規模の登山ショップ(ICI石井スポーツなど全国約90店舗)に、立山氷河とラムサール条約に登録された弥陀ヶ原湿地をPRするタペストリーを掲げるなど、夏の立山黒部の魅力を発信しています。
あと2年足らずとなった北陸新幹線の開業は、本県が大きく発展する絶好のチャンスです。観光振興やビジネス交流、企業誘致の推進など、「首都圏から富山へ」の人や物の流れを加速させ、開業効果が最大限に高まるよう、官民一体となって取り組んでいきます。
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富山県観光・地域振興局観光課
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