「水の国くまもと」の実現を目指して!

 熊本県は、国の「名水百選」に全国最多の8ヵ所が選ばれるなど、豊かできれいな地下水に恵まれた「水の国」です。
 しかし、熊本市と周辺10市町村からなる熊本地域では、地下水位が長期的に低下傾向で推移しており、あわせて硝酸性窒素などによる地下水の水質への影響も見られるなど、課題も生じてきています。
 このため、県では全国に先駆けて、地下水を"みんなで守り、みんなで使う「公共水」"と条例で位置付け、地下水の大口採取者に対する許可制度を導入するなど、対策の強化を行いました。
 地下水を守り抜くためには、県民や事業者の理解と協力が不可欠であり、これらの方々と行政が一体となった取組が必要です。熊本地域では、平成16年度から通常の水田に比べ浸透能力が高い「白川中流域」での水田湛水事業を実施しています。また、熊本地域の地下水保全対策の推進組織として、平成24年4月には、「公益財団法人くまもと地下水財団」を設立。県や熊本地域の市町村を始め、およそ290の企業・団体・個人が賛助会員として財団の地下水涵養などの事業を支援しています。
 白川中流域の湛水事業やくまもと地下水財団の設立など、地下水保全に向けた熊本地域の広域的な協働の取組が国際的に高い評価を受け、平成25年3月、熊本市が国連"生命の水"最優秀賞(水管理部門)を受賞しました。今回の受賞を契機として、「くまもとの水」の魅力を県内外に積極的に発信し、認知度を高めるなど、「水の国くまもと」の実現を目指した更なる取組を進めていきます。

勢いよく水があふれる江津湖の湧水