隠岐ジオパークが世界ジオパークに認定されました。

 隠岐ジオパークは、本年9月9日に、韓国チェジュ市で開催されたアジア太平洋ジオパークネットワーク会議において、世界ジオパークネットワーク(GGN)への加盟が認められ、「隠岐世界ジオパーク」となりました。
 GGNは、2004年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の支援により設立されており、その取組は、重要な地質遺産を持つ地域を認定し、環境保全、教育、研究を進めつつ、持続可能な経済発展を図ることを目指しています。
 現在、29ヵ国100地域が世界ジオパークに認定されており、「隠岐世界ジオパーク」は、国内で6番目の認定となりました。

隠岐世界ジオパークとは

 隠岐世界ジオパークは、島根半島の北40~80kmの日本海に浮かぶ四つの有人島と大小180余りの無人島からなる隠岐諸島と、その周辺の海域を併せた673.5㎢を範囲としています。
 隠岐諸島は、約500~600万年前の火山活動によって日本海に誕生した離島で、約2500万年前から始まったとされる日本海形成というダイナミックな地殻変動の記録をとどめています。
 また、その植生は、亜寒帯の植物が暖温帯の植生に混交して見られる独特なものとなっています。
 さらに、火山活動の産物である黒曜石に始まる古代からの歴史や文化が、神社やそこで行われる祭祀の中に息づいています。
 隠岐世界ジオパークでは、地質、植生、歴史文化など、様々な要素のつながりを楽しみながら知ることができます。

全国大会の開催

 今回の世界認定を記念して、本年10月15日から18日、隠岐の島町を主会場に、日本ジオパーク隠岐大会を開催します。大会には、日本ジオパークネットワークの関係者など約500人が集い、GGN審査員による基調講演、分科会、研修視察などを実施します。

お問合せ
隠岐ジオパーク推進協議会事務局(島根県隠岐合同庁舎内)
電話番号08512-2-9636
HP http://www.oki-geopark.jp/

隠岐ジオパーク