豊後大野市・姫島村が「日本ジオパーク」に認定されました
地球科学的に貴重な地質や地形を持つ国内の自然公園「日本ジオパーク」に、豊後大野市の「おおいた豊後大野市ジオパーク」と姫島村の「おおいた姫島ジオパーク」が県内で初めて認定されました。
「おおいた豊後大野市ジオパーク」は、約9万年前に噴火した阿蘇山からの火砕流が堆積した影響でできた「原尻の滝」等が中心となっています。火砕流が冷えてできた岩石を加工した多くの石橋や磨崖仏など、その豊かな恵みを生かして人々が育んできた文化が現代も息づいており、地質資源が地域の営みとうまく共存しているのが特徴です。
一方、「おおいた姫島ジオパーク」は、高さ約40m、幅約120mにわたって火山岩の一種「黒曜石」から形成される「観音崎」を核に、七つの火山の活動でできた島の成り立ちそのものの重要性が認められました。渡り蝶であるアサギマダラの休息地としても知られており、美しい大自然の宝庫としても魅力に満ちた島です。
また、両地域ではそれぞれ推進協議会を発足し、小中学生を対象とした学習会やガイドの養成、シンポジウムの開催など認定に向けた啓発活動に取り組んできました。それだけに、今回の認定は大きな喜びであるとともに、地域の活性化に大きく寄与するものと期待されています。
県としても、今回の「日本ジオパーク」認定が地域の元気に結び付き、さらなる発展につながるよう支援していきます。
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大分県生活環境部生活環境企画課
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