新たな産業の集積と地域経済の活性化を目指して~企業誘致と「群馬がん治療技術総合特区」~

 群馬県は、東京から約100kmの場所に位置し、地震や台風などの自然災害が少なく、豊富で良質な水資源や長い日照時間など、自然環境に恵まれています。また関越・上信越・北関東・東北の各高速道路のほか、平成27年には金沢へ延びる北陸新幹線や上越新幹線が県土を十字に結ぶなど交通の要衝です。
 また古くから織物などの繊維産業が栄えたり、戦前には中島飛行機などの機械製造業が発展し、「ものづくり」の文化が築かれたりしてきました。これにより現在も、輸送用機械を始めとして、食品や電機、化学など様々な産業が発展し、高い技術力を持った企業が集積しています。
 県では、こうした本県の立地環境の優位性と魅力を強力にアピールし、積極的に企業誘致を進めています。24年の工場立地動向調査では、製造業の立地面積で全国第1位となりました。
 また、このような強みを生かし、本県経済の次世代を担う産業分野を育成していくため、現在、医療産業の振興に取り組んでいます。
 今年9月には、群馬大学に設置された世界最先端のがん治療を行える重粒子線治療施設を中核として、治療技術・人材育成・医療産業の拠点形成を目指す「群馬がん治療技術地域活性化総合特区」が、総合特別区域(がん特区)として国に指定されました。
 現在、産学官・医療機関が連携して、重粒子線治療技術を始めとした診断・治療・術後のケアの各段階における、新たな医薬品、医療機器の開発や高度化が進むがん診断・治療技術を担う医療人材の育成、ものづくり企業の医療産業分野への参入促進、外国人医療観光の推進に取り組んでいます。
 今後も積極的に企業誘致を進めるほか、がん特区において、重粒子線治療を中核としたがん医療産業拠点の形成に取り組み、地域経済の活性化と本県の更なる飛躍につなげていきます。

重粒子線がん治療とは
炭素イオンを光の約70%のスピードに加速して照射することで、体内にあるがん細胞をピンポイントで破壊する治療技術です。また体にメスを入れず「切らずに治せる」ことから、体への負担が少なく、短期間で治療が可能なことから、早期の社会復帰が期待できるなど、最先端のがん治療技術です。

お問合せ
群馬県産業政策課
電話番号 027-226-3323
ファックス番号 027-223-5470

群馬がん治療技術総合特区