神奈川県立がんセンター新病院が開院しました!~慈しみとハーモニーにあふれた病院を目指して~

 神奈川県の「都道府県がん診療連携拠点病院」である県立がんセンター(横浜市旭区中尾)は、この度、PFI方式により、新病院を旧病院の近接地に建設し、平成25年11月2日に開院しました。
 新病院では、がんの「三大治療法」について、機能を充実強化します。
 まず、「手術による外科治療」については、手術室を6室から、倍の12室に増やしています。
 また、「放射線治療」については、放射線治療装置(リニアック)を2台から4台に増やすとともに、平成27年12月に、全国で5番目の重粒子線治療をスタートさせるため、現在、重粒子線治療施設の建屋を建設中です。がん専門病院に重粒子線治療施設が併設されるのは、世界初となります。
 さらに、「抗がん剤による化学療法」については、外来化学療法に対応したベッド数を24床から、倍以上の50床に増やしています。
 これらの最先端の西洋医学と東洋医学を融合した最新の統合医療を目指し、平成26年4月には、漢方サポートセンターを開設し、がん患者さんへの漢方
 診療を拡充します。
 このほか、第4の治療法として期待されている「がんペプチドワクチン療法」についても、臨床研究に取り組むため、平成26年4月に「がんワクチンセンター」を開設する予定です。
 京浜臨海部は、県・横浜市・川崎市が共同して進めている、ライフイノベーションを推進する国際戦略総合特区にも指定され、がんセンターが持つ機能の更なる活用が期待されています。
がんセンターは、県内外からアクセスが便利な相模鉄道二俣川駅(横浜駅から11分、羽田空港から45分)から徒歩圏にあります。
神奈川県民はもとより、県外の皆様にも頼りにしていただけるよう、日本一のがんセンターを目指します。