フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト
静岡県の食品関連産業の振興と集積を目指すフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトについて紹介します。このプロジェクトは、食品の開発や製造を通して、県内経済の発展と県民の健康増進を図ることを目的としており、食品の機能性に着目した研究開発や製品化を行っています。
静岡県には、
- お茶やわさびの産出額など多くの「日本一」を誇る多彩な農林水産物
- 富士山からの湧き水や駿河湾深層水などの豊富な水資源
- 食品やライフサイエンス分野で優れた実績を持つ大学や研究機関
といった恵まれた地域資源があります。
プロジェクトは、平成14年に、これらの資源を背景として食品関連企業が集積する県中部地域を中心にスタートしました。400社を超える食品関連企業や、大学・公設試験研究機関・行政・金融など産学官金が一体となってプロジェクトを推進しており、これまでに83もの製品が生まれています。
今後、食品と健康に関する科学研究を進め、機能性食品等を数多く世に送り出していくことにより、全国一の健康寿命を更に延伸するとともに、食品関連産業が静岡県経済を牽引する産業として引続き成長を続けるよう、プロジェクトのより一層の推進を図ります。
<製品紹介> 白葉茶「白葉美人」
特別な栽培方法によって作られた「白葉茶」。
生育途中の一番茶新芽を黒いネットで覆い、日光を100%カット。
暗闇の中で、緑色の茶葉は黄白色に変化し、旨味、甘みの成分であるアミノ酸を増加させます。
なかでも、緑茶の代表的なアミノ酸である「テアニン」は2倍以上、「アルギニン」は3倍以上に増加します。
苦み、渋みを抑え、優しい甘みと薄黄緑のキレイな色が特徴です。
白葉茶の開発(栽培法の確立)については、静岡県・静岡市地域結集型研究開発プログラムにおいて、農業協同組合と(公財)静岡産業振興財団・静岡県茶業研究センター・静岡大学農学部他が共同研究をしています。
お問合せ
静岡県経済産業部新産業集積課
電話番号054-221-3588