ぎふ清流国体・ぎふ清流大会から広がるスポーツの灯
先月閉幕した第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会「スポーツ祭東京2013」では、各県を代表する選手たちによる熱い戦いが繰り広げられ、大成功を収められました。
ちょうど1年前に岐阜県では、ぎふ清流国体・ぎふ清流大会を開催し、その成功に向け、全県民が一致団結して取り組んだ感動を思い出しました。両大会は、まさに郷土への愛情と誇り、そして県民の手作りのおもてなしが一挙に現れた場であったとともに、県内スポーツのレベルを格段に向上させた機会でありました。今回の東京国体においても岐阜県勢は天皇杯5位、皇后杯3位と堂々たる成績を収めることができ、両大会を通した競技力の底上げが改めて実感できました。
また、両大会の成果は、国体チームの国内トップリーグへの挑戦という形でも表れています。例えば、ぎふ清流国体を契機に創設されたチームをベースに「大垣ミナモソフトボールクラブ」や女子ハンドボールの「飛騨高山ブラックブルズ岐阜」などのクラブチームが誕生し、今年から日本リーグで活躍をしています。これ以外にも様々な競技で、地元の協力を得ながらチーム
ができつつあり、両大会で生まれた芽は、県内のいたるところで力強く育ちはじめています。
岐阜県における過去の地域スポーツの成功例としては、なんといってもホッケーが挙げられます。1965年の岐阜国体以来約50年にわたって、中学、高校、大学、社会人と地道に強化を続け、オリンピックの監督や選手も輩出し、今やホッケー王国と呼ばれるようになりました。11月2日(土曜日)から10日(日曜日)まで岐阜県各務原市で開催された「第3回男女アジアチャンピオンズトロフィー」においても、多くの県内出身選手が活躍しました。現在盛り上がりつつある地域スポーツクラブも、ホッケー競技のように大きく育っていくよう、県としても支援を続けていきます。
9月7日には、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定しました。今後は、地域スポーツ全体の振興を図りながら、7年後に照準を合わせた競技力向上・選手育成を行い、岐阜県の選手が東京オリンピック・パラリンピックで大活躍できるよう最大限の支援をしていきたいと考えています。
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