県南地域の活性化「くまもと県南フードバレー構想」

 熊本県では、豊富な農林水産物を生かした食関連産業の振興を図ることで、県南地域(八代、水俣・芦北、人吉・球磨地域)の活性化を目指す「くまもと県南フードバレー構想」を策定しました。
 本構想では、(1)6次産業化等による生産物の高付加価値化、(2)食関連企業・研究開発機能の集積、(3)アジアとの貿易拡大、首都圏への販路拡大(4)人材育成の強化・推進体制の構築の四つの方向性を示しています。
 これらを実現するために、農林水産業者や商工業者を始め、試験研究機関、教育機関、行政機関などが一体となって、「くまもと県南フードバレー推進協議会」を設立しました。会員数は400を超え、地域の期待は非常に高まっています。
 協議会では、様々な業種の方々が交流する場の創出や、食に関連する情報の提供、県南地域を担う人材の育成、会員間のマッチングやコーディネートなど、新たなビジネスにチャレンジしやすい環境づくりを行いながら、会員の皆さんをサポートしていきます。今年度の具体的な事業としては、講演会や異業種交流会の開催、展示商談会に関する勉強会の開催及び出展支援、会員が自主的にチャレンジする活動への支援などを行います。そのほか、情報発信のための協議会ホームページの開設やメールマガジンの発行も随時行っていきます。
 また、県や市町村でも、食品関連企業の立地促進に向けた助成や、6次産業化を推進するための商品開発、海外販路の拡大、企業の農業参入への取組などに対する支援を実施します。
 このように、多くの関係者が連携し、知恵と力を結集することで、構想の推進・実現に向けて取り組んでいきます。

お問合せ
熊本県企画振興部企画課フードバレー推進室
電話番号096-333-2020

くまもと県南フードバレー構想