豊川浄化センターで汚泥処理施設等の整備・運営を一括したPFI事業を始めます
愛知県では、平成24年度末までに、計画された11ヵ所全ての流域下水道の供用を開始しました。下水道整備の拡大に伴い、発生する汚泥も増え続けています。これまで、下水汚泥はセメントや肥料の原料として利用していましたが、エネルギー利用が可能なバイオマス資源としての利用していませんでした。
下水汚泥のエネルギー利用は、化石燃料の使用量を抑えることとなり、温室効果ガスの削減につながります。このため、平成24年度より、衣浦東部浄化センターにおいて、下水汚泥から炭化燃料を製造してエネルギー利用する取組を始めました。また、豊川浄化センターと矢作川浄化センターでは、下水汚泥からメタンガスを生成し、発電などへ利用する取組を準備中です。
さらに、豊川浄化センターでは、下水汚泥のエネルギー利用を含めた汚泥処理のPFI事業に着手します。
本事業は、汚泥処理施設とメタンガスの利活用施設の新設、改築から20年間の管理運営を組み合わせたものです。システム全般を民間の提案に委ねることによって、その裁量の幅を大きくし、事業の効率化を目指します。このように、施設整備から運営管理までを一括してPFI事業として行う取組は、全国に先駆けたものです。
今後、平成28年度の施設の管理運営開始に向け、今年12月に事業内容などを示す「実施方針」を公表し、今年度末には事業者の募集を開始する予定です。
お問合せ
愛知県建設部下水道課
電話番号052-954-6535