第９回　全国知事会・地域医療研究会においては、現在、国において医療法及び医師法の一部を改正する法律案が国会に提出されており、近い時期に成立しようとしていることや、本年度４月からは新たな専門医制度がスタートし、医師偏在を助長しないための都道府県の役割がますます求められている中で、当研究会で医師偏在対策に関し、国を交えた議論を更に深めることが喫緊の課題であると考え、国から地域医療対策協議会や専門医制度について報告いただき、同時に医師偏在対策にかかる各都道府県の取り組み状況について、意見交換を行いました。（議題１）

また、地域医療構想の取組状況について国から報告いただき、同時に病院や医療機能の再編事例について徳島県と兵庫県から紹介いただき、意見交換を行いました。（議題２）

また、この日の午前中に開催された「社会保障制度改革推進会議」でのプレゼン内容について、奈良県知事等から紹介がありました。（議題３）

第９回地域医療研究会の主な内容

1．医師確保対策について

• 地域医療対策協議会・専門医制度について（厚生労働省）
• 意見交換

2．地域医療構想の推進の取組事例について

• 地域医療構想の取組状況について（厚生労働省）
• 病院再編・統合事例紹介（徳島県）
• 病院再編・統合事例紹介（兵庫県）
• 意見交換

3.その他（社会保障制度改革推進会議についての説明）

• 地域医療構想の進捗について
• 国民健康保険改革の進捗について
• 意見交換

※以上について、都道府県間で意見交換が行われました。

会議の様子

進行：奈良県　荒井知事	新たに社会保障常任委員会委員長に 就任した高知県尾崎知事も出席
有識者よりコメント （慶應義塾大学商学部　教授　権丈　善一　氏）	取組事例の発表 （徳島県、兵庫県）