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| タイトル | 静岡新産業集積クラスターの推進 |
|---|---|
| 施策・事業名称 | 静岡新産業集積クラスタープロジェクト |
| 都道府県名 | 静岡県 |
| 分野 | 商工・労働 |
| 内容 |
1 要 旨 静岡県には、お茶、みかん、かつお等に係る農林水産業、輸送用機器、医薬品、食料品等の製造業、温泉、ゴルフ場等の観光業といった、多彩な産業が展開されています。 また、地域の知の拠点としては、静岡大学、静岡県立大学などの大学や国立遺伝学研究所、県立静岡がんセンター及び同研究所などの研究施設が多数集積しています。 県では、これらの特色ある地域資源を活用することにより、県東部地域の「ファルマバレー」、中部地域の「フーズ・ヘルスケア」、西部地域の「フォトンバレー」という3つの産業集積プロジェクトを進めており、これらを総称して「静岡新産業集積クラスター」とし、3つのクラスター間の連携強化に取り組んでいました。 令和2年度からは、静岡県が取り組む次世代モビリティプロジェクトや、CNFプロジェクト、AOIプロジェクトなどを含めて、「次世代産業関連プロジェクト」を推進しています。 2 概 要 (1)3つの産業集積プロジェクトの推進 1.ファルマバレー(富士山麓先端健康産業集積)プロジェクト 富士山麓における医薬品、医療機器などの既存産業を踏まえ、県立静岡がんセンター等を中核に医療からウエルネスまで広がる医療・健康関連産業の集積を図ります。 ア 主な施策 ・(公財)ふじのくに医療城下町推進機構に「ファルマバレーセンター」を設置し、コーディネーターによる医療機器開発支援や医療健康分野への参入支援を展開。 ・研究開発の推進 静岡がんセンターを中心に患者、家族、医療従事者等のニーズに基づく医療分野の研究開発を実施。高齢化の進展を踏まえ、高齢者が個人として尊重され、その人らしく暮らしていける自立支援システムの構築を目指す「健康長寿・自立支援プロジェクト」を推進。 ・静岡がんセンターを中心とした研究開発 静岡がんセンター研究所に共同研究施設を整備し、医看工連携による共同研究を推進。東京農工大学、早稲田大学、慶応義塾大学と包括的事業連携協定を締結。 ・創薬探索研究の推進 静岡県立大学創薬探索センターにおいて、がんや感染症をテーマにした複数の薬の候補を発見。企業や大学等から化合物を収集し、県環境衛生科学研究所にライブラリーを整備。また、企業等との共同研究を実施。 ・大規模治験ネットワークを構築 「ハイクオリティ、ハイスピード、ローコスト」の治験体制を構築。 イ 主な成果 ・静岡がんセンターと株式会社エスアールエルによる「がんクリニカルシーケンス事業」を目的とした新会社の設立。 ・画像診断支援システムの開発 ・医療現場での臨床研究に基づく患者向け口腔ケア製品 ・人工関節インプラント ・核酸分離システム 2.静岡ウェルネスプロジェクト(食品・ウェルネス関連産業集積) スタートアップ等の技術力を活用し、食品・ウェルネス関連産業の振興と健康寿命の延伸施策の融合による県民幸福度日本一の実現を推進します。 ア 主な施策 ・中核支援機関による事業化・製品化の推進 (公財)静岡県産業振興財団にウェルネス・フーズ産業支援センターを設置し、コーディネーターによる食の社会課題解決や高付加価値化に資する未来型食品等の開発、健康寿命の延伸に資する新たなウェルネスサービス等の創出に向けた伴走支援を展開 ・産学官金連携プラットフォームの構築 大学を始めとした研究機関、企業、金融機関、行政など、多様な主体の参加を促し、食品・ウェルネス分野のスタートアップと地域企業のマッチング等を推進する「静岡ウェルネスフォーラム」を構築 ・未来型食品の開発 フードテックを活用した食に関する社会課題解決に資する製品や、機能性表示食品等の高付加価値型食品の開発を促進するため、試作品等の開発経費を助成する「未来型食品等開発助成」等を実施 また、県工業技術研究所に食のアップサイクルトライアル拠点を整備し、企業による未利用食材を活用したアップサイクル製品の試作品開発や品質評価等を支援 ・新たなウェルネスサービス等の創出 健康課題を抱える市町とソリューション企業のマッチングを推進するとともに、市町をフィールドとした実証試験や、アカデミア等との連携による実証データの検証等を通じた、エビデンスに基づくサービス等の創出を支援 イ 主な成果 ・摘果された未熟温州みかんを活用し、鼻の不快感を軽減する効果が期待できる機能性表示食品の粉末飲料を製品化 ・血流改善等によるリフレッシュ効果が期待でき、全身を-100℃以下に冷却する超低温アイシングマシンを製品化 3.フォトンバレー(光・電子技術関連産業集積)プロジェクト 県西部地域では、ノーベル賞受賞を支えた世界最先端の光電子技術を核として、光・電子技術の産業応用を促進します。 ア 主な施策 ・県西部地域の産学官金の各機関と「光・電子技術を活用した未来創生ビジョン」を策定 ・(公財)浜松地域イノベーション推進機構に「フォトンバレーセンター」を設置し、コーディネータによる光・電子技術の活用や製品開発を支援 ・大学の知見等を活用して地域企業の課題解決や試作品開発を支援するA-SAP(エイサップ)を実施。 ・「はままつ次世代光・健康医療産業創出拠点」を整備。 浜松医科大学にPET/CT装置、浜松工業技術支援センターにレーザー装置などを設置し、企業による研究開発から事業化・製品化を支援。 ・レーザーによるものづくり中核人材育成講座 レーザー加工の基礎から産業応用まで理解し、主体的に製品戦略を構築できる中核人材の育成を支援。 ・浜松工業技術支援センターによる支援 浜松工業技術支援センターには、レーザー装置を整備し、装置の開発等を通じて地域企業の事業化を支援。 イ 主な成果 ・手術前に撮影したCT画像の3次元スキャナのデータをマッチングさせ、手術中の器具の位置を自動的に表示する「内視鏡手術用ナビゲーション装置」を開発。 ・光センサー技術を元に、外光に強く、動きにも強いTime of Flight(ToF)と呼ばれる距離センサーを製品化。 ・人差し指に装着したセンサプローブで触れるだけで、患者の酸素飽和度と血液量を瞬時に測定表示可能な「診察指装着型オキシメータ」を開発。 ・産学官金の連携により、工場の天井に取り付けられた光センサーで室内の採光量を測定し、自動で照明の出力制御を行う「省エネ機能付きトップライトシステム」を製品化 |
| 本件問合先 | 経済産業新産業集積課 |
| 054-221-2985 | |
| trc@pref.shizuoka.lg.jp |
