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タイトル | ICTを利用した救急医療の向上 |
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施策・事業名称 | 群馬県統合型医療情報システムの運営 |
都道府県名 | 群馬県 |
分野 | 健康福祉 |
事業実施期間 | 平成27年4月1日~ |
施策のポイント |
救急車や救急医療機関にタブレット端末やスマートフォンを配置し、ICTを利用したインターネットシステムを導入した。 既存の救急搬送支援システムを含む複数のシステムを統合するとともに、傷病者の画像等を医療機関へ伝送する機能や、テレビ会議機能、搬送困難事案発生時の一斉通報機能を新たに追加し、より一層の救急搬送の効率化、救急医療の高度化を図る。 また、埼玉県及び栃木県とシステムの連携を行い、より一層県境を超えた救急医療の向上を目指す。 |
内容 |
<背景・経緯> 群馬県では、平成25年1月から、県内のすべての救急車にタブレット端末を配置し、救急搬送の状況をリアルタイムで共有する「救急搬送支援システム」(現在は統合型医療情報システム内の一機能)を運用している。 ・平成27年2月に新たな機能を追加し、ハイブリッドタブレット端末を医療機関と消防本部に配置して、相互のコミュニケーションを円滑にした。 (1)医療機関から受入不可の情報や病床の状況などを救急隊に頻繁に発信 ※確実に更新入力が行われるよう医療機関への働きかけを強化 (2)救急隊から患者の情報(画像など)を医療機関に到着する前に発信 (3)搬送困難事案の場合、救急隊が近隣の医療機関にSOSを一斉送信 (4)スマートフォンを活用したシステムを導入し、電話操作と同時に受入可不可の情報を入力できるようにした。 (5)また、埼玉県・栃木県等とドクターヘリの広域連携を実施するなど、隣県との救急医療に係る連携体制を構築している。 <実績・効果> ・重症以上の搬送事案に占める、3回以上受入不可となった件数が平成27年では 前年と比較して約37%減少した。また、令和3年中の病院収容所要時間の平均は 39.4分と、関東地方では最も短くなっている。 ・システムの運用により、救急搬送の効率化が図られている。 <今後の取組> ・現場のシステム利用者の要望・使用感等をヒアリングし、より使いやすく 効果的なシステムへ改修していく。 |
本件問合先 | 健康福祉部医務課 |
027-226-2534 | |
imuka@pref.gunma.lg.jp |