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タイトル | 医療健康産業におけるオープンイノベーションの拠点整備 |
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施策・事業名称 | ファルマバレープロジェクト |
都道府県名 | 静岡県 |
分野 | 商工・労働 |
内容 |
1 要旨 静岡県は、県立静岡がんセンター、国立遺伝学研究所などの医療研究機関、医薬品・医療機器メーカー、温泉等の幅広い健康関連産業が立地する静岡県東部で、健康長寿世界一を目指した医療健康産業クラスターを形成するため「ファルマバレープロジェクト」を推進し、医薬品・医療機器合計生産金額はプロジェクト開始から常に全国上位を継続するなど大きな成果を上げています。このプロジェクトを次なるステップへ高め、より多くの成果を創出していくため、廃校となった県立高校を活用し、地域企業の参入支援や研究開発、企業間の連携・交流などの機能を集約した新たな拠点施設「静岡県医療健康産業研究開発センター」を整備しました。 リーディングパートナー及び地域企業開発生産に関わる部分については平成28年3月に開所、プロジェクト支援・研究に関わる部分については平成28年9月に開所しました。 2 概要 静岡県医療健康産業研究開発センターは、3つのゾーン設定を行い、中核支援機機関である「ファルマバレーセンター」が中心となって施設入居者間及び施設入居者と施設外の地域企業との連携を促し、企業間の連携による新たな研究開発や製品の開発等のオープンイノベーションを戦略的に進めます。 (1)リーディングパートナーゾーン 自ら高度な研究開発等を進めながら、地域企業や入居企業を積極的に支援する大手企業が、開発・生産の拠点として活用します。 テルモ株式会社(MEセンター)が入居し、リーディングパートナーシップ事業を展開しています。 (2)地域企業開発生産ゾーン 医療健康産業へ参入した地域企業が、事業拡大に向け、開発と生産を一体的に行うレンタル工場として活用します。 自動車部品の製造から医療機器分野に参入した東海部品工業株式会社(本社 静岡県沼津市)が入居し、インプラントなどの医療機器の生産を拡大します。 (3)プロジェクト支援・研究ゾーン 23室の研究開発室を整備し、研究開発を行う企業や研究開発を支援するコンサルタント、知財事務所が入居するほか、ファルマバレーセンターが入居し、地域企業等をワンストップで支援するなど、研究開発から製品化・事業化まで一貫して支援する体制を強化しました。 なお、令和5年4月1日現在で10社が入居しており、企業間の共同開発等が始まっています。 【研究開発室入居企業】(50音順) ・オフィス長谷川合同会社(薬事コンサルタント) ・オリンパステルモバイオマテリアル株式会社(医療機器の研究開発) ・特許業務法人 樹之下知的財産事務所(知的財産コンサルタント) ・株式会社サイダ・FDS(フロー型マイクロ波応用有機合成装置の医療応用) ・サンスター株式会社(口腔ケア製品の研究開発) ・東海部品工業株式会社(医療機器の研究開発(インプラント等)) ・有限会社トラス(医療機器の研究開発) ・株式会社ネクストニュートンズ(医療機器の研究開発) ・ヤザキ工業株式会社(口腔外科医療機器の研究開発) ・株式会社リコー(インクジェット噴射技術を応用した薬剤粒子製造技術の研究開発) ![]() |
関連 ホームページ |
https://www.pref.shizuoka.jp/sangyoshigoto/kigyoshien/shuseki/1025855.html |
http://fuji-pvc.jp | |
本件問合先 | 経済産業部新産業集積課 |
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