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タイトル | 産学官連携!CLT(直交集成板)建築の普及でCLT建築産業の土壌を形成 |
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施策・事業名称 | おかやまCLTリーディングプロジェクト |
都道府県名 | 岡山県 |
分野 | 地域振興・まちづくり |
事業実施期間 | 平成27年4月1日~平成30年3月31日 |
施策のポイント |
・耐震性等に優れているCLT建材について、産学官連携組織により普及啓発や技術的な開発を推進 ・設計・切断・加工・塗装・運搬・施工等、関連地元企業のネットワークにより一連の供給体制を確立し、全国からの受注を引き受けられるCLT建築産業のクラスターを形成 ・CLT建材の国内初の量産工場が立地する優位性を活かし、CLT建築のノウハウと人材育成を全国に先駆けて推進することにより、更なる地域づくりへ寄与 |
内容 |
1 事業概要 新しい建築材料であるCLTを普及させるため、産学官連携組織「岡山県CLT建築開発検討会(平成27年6月設置)」により、CLT工法の情報収集・発信、人材育成及び技術開発等に取り組んでいる。 2 取組内容 (1)モデル建築物の実施設計等 CLTモデル建築物(道の駅公衆トイレ)の実施設計を有識者による構造検討委員会でのチェックを受けながら行い、CLT建築のノウハウ蓄積と人材育成に取り組む。また、蓄積したノウハウや技術情報を公開し、誰でも設計等に活用できるようにする。 (2)県内加工技術とのマッチング 設計作業を通じて必要になる技術検討・試作・実験等を大学や企業とともに実施し、加工等の関連地元企業のマッチングを図る。 (3)セミナー等による普及啓発・人材育成 CLT建築の設計・施工法について、セミナー等を通じて建築技術者に周知し、早期に人材育成を行うことでCLT建築産業の土壌を形成する。 (4)CLT建築産業のクラスター形成 これらの取組を産学官連携の強力な推進体制で実施し、国内トップのCLT建築産業のクラスター形成を目指す。 3 取組実績 (1)CLTの巨大オブジェ製作・展示 CLTの巨大オブジェを製作し、岡山駅前広場や県庁1階県民室に展示した。駅前広場では、10日間で約12,700人の来場者が見て触って、巨大オブジェを体験した。また、同時に愛称募集を行い、全国から302点の応募があり、CLT材とオブジェのデザインを上手く表現して呼びやすい、愛称「モクロス※」に決定した。 ※ 木目とクロスを意識して命名 (2)CLT建築の全国学生デザインコンペ・シンポジウム CLT建築の道の駅公衆トイレをテーマに全国32の学校から63作品の応募があり、表彰式を兼ねたCLT建築シンポジウムを開催した。 4 効果 新しい建築技術であるCLTの普及に建築産業界の技術者が挑戦することで、建築産業界の活況と地方創生を担う人材育成が期待されるとともに、CLTの普及により中山間地域の林業再生、雇用促進や地域振興に資する。 ![]() ![]() |
本件問合先 | 岡山県土木部都市局建築営繕課 |
086-226-7507 | |
keneizen@pref.okayama.lg.jp |