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タイトル | 全国初徳島モデル!地方と都市を結ぶ「新しい学校のかたち」デュアルスクール |
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施策・事業名称 | 二地域居住を加速する「デュアルスクール」推進事業 |
都道府県名 | 徳島県 |
分野 | 教育・文化 |
事業実施期間 | 平成27年4月1日~ |
施策のポイント | デュアルスクールは,サテライトオフィス勤務や短期移住など,地方と都市の二地域居住のライフスタイルが広がるなか,親の短期滞在にあわせて,その子どもたちも容易に学校間移動ができる制度である。地方と都市双方の視点を持った子どもを育成するとともに,居住地の移動に伴う,子どもの教育に関する不安を解消することで,親の働き方改革や,家族の新しいライフスタイルの実現を支援していく「教育による地方創生」を目指している。 |
内容 |
■目的 地方と都市の交流人口の増加による地方の創生と少子化への対応,子供の豊かな体験機会の提供の観点から,地方と都市を結ぶ「新しい学校のかたち」を推進する。 ■概要 現在のデュアルスクールは,住所地と受入先双方の教育委員会の承認のもと,「区域外就学制度」を利用して,住民票を異動させずに学校間移動を行っている。また,就学期間中は「デュアルスクール派遣講師」を受入先の学校に配置し,2校間の連絡業務や児童の学校生活の支援を行っている。平成28年10月以来,現在(令和5年3月末)までに,のべ30回の実施事例がある。 ■実施事例 1 就学期間 平成30年9月25日(火曜日)から10月12日(金曜日) 2 実 施 校 徳島県海部郡美波町立日和佐小学校 3 対象児童 東京都在住の小学校4年生男子 4 試行内容 ・地方(美波町)と都市(東京都在住区),双方の教育委員会の合意のもと,住民票を異動させずに日和佐小学校への転校を承認 ・美波町にサテライトオフィスをおく企業に勤務する保護者が,同町でリモートワークをする期間,児童が日和佐小学校に就学 ・東京都の小学校との連絡業務や,学校生活の支援を行う「デュアルスクール派遣講師」を日和佐小学校に配置 ■効果 <対象児童>にとっては, ・地方と都市双方で,豊かな自然や地域の文化・行事を体験し,多様な価値観を醸成 <保護者>にとっては, ・新たな働き方の可能性を実感 ・時間にゆとりができ,子どもと過ごす時間の増加 <地元小学校>にとっては, ・新しい人間関係の結び方の体験や学校の活性化 ・地方と都市の違いを知る機会の創出 <地域>にとっては, ・交流人口の増加や移住の促進 ■今後の展開 いろいろなパターンの実施事例を積み重ねることで,市区町村教育委員会や学校が行う,転校に伴う手続きを簡素化する方法を検討するとともに,より活用しやすいシステムを構築していく。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
関連 ホームページ |
https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kyoiku/gakkokyoiku/2016080900084/ |
本件問合先 | 徳島県教育委員会 徳島県立総合教育センター |
088-672-5000 | |
sougoukyouikusenta@pref.tokushima.lg.jp |