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タイトル | 高齢者による大群集劇「1万人のゴールド・シアター2016」 |
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施策・事業名称 | 1万人のゴールド・シアター2016 |
都道府県名 | 埼玉県 |
分野 | 教育・文化 |
事業実施期間 | 平成28年4月1日~平成29年3月31日 |
施策のポイント |
高齢化が進む現代日本において、県立劇場である彩の国さいたま芸術劇場は、蜷川幸雄芸術監督とともに、高齢者劇団「さいたまゴールド・シアター」公演に取り組んできた。 高齢者による演劇は、プロの俳優とは異なる、生活者として年齢(人生)を重ねてきた身体による演劇表現という、これまでになかった演劇として作品のクオリティの高さとともに新たな取り組みとして評価され、国内外から注目された。 平成28年度は、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向け、埼玉県版文化プログラム「10,000人のゴールド・シアター」として更なる発展を図ることとし、高齢者約1,600人演劇公演を実施した。 多数の高齢者の主体的な参加、創造により、新たな舞台芸術を提示したところであり、文化芸術活動による地域活性化へつなげていく。 |
内容 |
彩の国さいたま芸術劇場における蜷川幸雄芸術監督は、「高齢者にももっと外に出て輝いて欲しい!」 との思いから高齢者等が主体的に参加する大群集劇「1万人のゴールド・シアター2016」を発案・開始した。 後を引き継いだ脚本家・演出家のノゾエ征爾氏は、シェイクスピアの傑作戯曲『ロミオとジュリエット』を下敷きに、“老人の夢”をテーマにした『金色交響曲~わたしのゆめ、きみのゆめ~』を書き下ろした。 平成28年4月から6月にかけて参加者を公募、7月から彩の国さいたま芸術劇場稽古場等にて定期的にグループ稽古に取り組み、11月からは公演に向けた集中的な稽古を実施した。 また、稽古見学会を行うなどしてその制作過程も可能な限り公開し、県民が様々な形で芸術文化に接する機会を設け、地域を巻き込みながらその活性化を図った。 本公演は12月7日(水)にさいたまスーパーアリーナにおいて開催した。 約1,600名にのぼる60歳から91歳の出演者たちは、稽古を重ね、壮大な大群集劇を創りあげることに成功した。 本事業は、新たな舞台芸術であるとともに、高齢者の社会参加と地域活性化の一つのモデルとして発信していく。 【1万人のゴールド・シアター2016 公演概要】 開催日時:12月7日(水)15時~ 場所:さいたまスーパーアリーナ 出演者:約1,600人 観客 約8,000人 ![]() ![]() ![]() |
関連 ホームページ |
http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/a0305/index.html |
本件問合先 | 県民生活部 文化振興課 |
048-830-2877 | |
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