先進政策バンク詳細ページ
タイトル | ICTを活用して林業の成長産業化を図る「スマート林業」の推進 |
---|---|
施策・事業名称 | あいちのスマート林業推進事業 |
都道府県名 | 愛知県 |
分野 | 農林水産 |
事業実施期間 | 平成30年4月1日~ |
施策のポイント |
愛知県の森林資源は本格的な利用期を迎えており、平成30年8月には豊田市内において大型製材工場が稼働するなど、確実に木材需要量が増加している。しかし、県内製材工場の木材需要は、それぞれ規格や数量などが異なっており、多様な需要に対応できる木材供給体制の構築が急務となっている。こうした状況から、航空レーザ計測により単木単位の森林資源情報と詳細な地形情報を把握し、その情報を基に製材工場と木材生産現場をダイレクトにつなぐサプライチェーンの構築や路網整備の合理化等を行い、林業のスマート化を推進する。 同時に、近年多発している局地的な豪雨に起因する山地災害への対策も喫緊の課題であるため、取得した地形情報を分析し、山間地域の崩壊箇所等の予防・復旧対策を進め、災害に強い森林づくりを推進する。 |
内容 |
あいちのスマート林業推進事業 1.あいちのICT林業活性化構想事業(H30) 本県の森林資源が充実し本格的な利用期を迎えていることを踏まえ、ICTを活用して製材工場等の需要に応じて計画的・安定的に県産木材を供給する体制づくりや災害に強い森林づくりを推進するための方針となる「構想」を作成。この構想では、本県が目指す中長期の目標と取組を取りまとめており、以下の内容について取り組んでいる。 〈構想の内容〉 (1)単木単位の森林資源情報を活用した、マーケットインの視点に立った木材の生産及び流通体制の構築 (2)樹木の混み具合の情報を活用した、間伐事業地選定の効率化や路網計画と生産量を組み合わせた施業プランの提供 (3)ICTを活用することで新たに実現可能となる、林業や森林整備等の効率化手法の創出 (4)詳細な地形情報を基に危険箇所を抽出、把握し、効率的な治山事業の実施 2.ICT路網整備計画事業(H30~) 航空レーザ計測によって得られる詳細な森林資源情報や地形情報を林道等の路網設計に活用する手法を導入 3.林業現場のICT化推進事業(H31) 最適造材シミュレーション実証調査及び生産工程管理システム導入実証調査を実施し、林業現場のICT化を推進 4.木材需給マッチングシステム構築事業(H31) ICTを導入した木材需給マッチングシステムを検討・構築し、木材流通システムのICT化を推進 5.関連事業 航空機から森林に向けてレーザを照射することで、詳細な森林資源情報や地形情報を把握及び解析する航空レーザ計測を実施 ![]() ![]() ![]() |
本件問合先 | 農林基盤局林務部林務課 木材生産・流通G |
052-954-6407 | |
rinmu@pref.aichi.lg.jp |