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タイトル | 全国初!子どもの心のケアのために医療・福祉・教育機関が集結~「安心」・「育む」・「繋ぐ」の実現~ |
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施策・事業名称 | 子どもの心のケア総合拠点(仮称)整備事業 |
都道府県名 | 山梨県 |
分野 |
健康福祉 人口減少対策 |
事業実施期間 | 平成30年4月1日~ |
施策のポイント |
・妊娠・出産・子育て期の切れ目ない支援に取り組んできているが、発達障害や虐待などにより、心のケアを必要とする子どもが急増していることから、医療・福祉・教育などが連携した更なる支援体制を整備するため、こころの発達総合支援センター(発達障害者支援センター)、児童相談所、児童心理治療施設、特別支援学校本校を一体的に整備し、心のケアを必要とする子どもに適切な医療を提供するとともに、相談、心理ケア、学校教育などの総合的な支援を行う。 施策の主な特長 ◎集中管理による4つの施設の機能強化と、地域小児科医とのネットワーク構築による子どもの心のケアの支援体制を構築すること ◎「集中」と「連携」による迅速で手厚い支援や、全県でのネットワーク構築が全国のモデルケースとなること ◎こころの発達総合支援センターが拠点となり地域の人材(小児科医)の専門性を高め、身近な地域で発達障害の相談・診療に対応することで、課題となってきた相談・診療待ち期間の短縮ができること ◎子どものこころのケアについて、施設を集中整備することで相談から治療までニーズに応じた迅速で手厚い支援が提供できること" |
内容 |
1 背景 本県では、産前産後ケアセンターや病児・病後児保育事業を通じて、県・市町村が連携した妊娠・出産・子育て期の切れ目ない支援体制の構築に取り組んできた。 一方で、全国的に発達障害や虐待などにより、心の問題を抱えた子どもが増加する中で、本県においても、心のケアを必要とする子どもが急増しており、ニーズへの対応が必要となっていた。 心のケアを必要とする子どもに対しては、医療・福祉・教育などが連携した支援を行う必要があり、「子どもの心のケアに係る総合拠点(仮称)」を整備し、適切な医療を提供するとともに、相談、心理ケア、学校教育などを総合的に支援することとした。 2 事業の概要 1)こころの発達総合支援センター(発達障害者支援センター)、児童相談所を移転、また、新たに、同一敷地内に児童心理治療施設、更には、特別支援学校本校を一体的に整備(全国初)。移転施設の機能を拡充・強化するとともに、機能の緊密な連携を図る中で、相談から治療まで、ニーズに応じた、迅速で一貫した手厚い支援を提供する。 2)1)に併せ、発達障害の診療や支援を行う地域の小児科医の養成、地域の支援者を対象とした研修会を開催するなど、拠点各施設が中心的な役割を担うことにより、地域の小児科の医療ネットワークや、子どもの心のケアに係る全県的な支援ネットワークの構築を目指す。 3 具体的な取り組み 医療関係者をメンバーとする医療連携WG、保健・福祉関係者をメンバーとする地域連携WGで連携の在り方を検討。 併せて、以下の取り組みを実施。 ・発達障害に関する地域小児科医のスキルアップ支援 ・地域の診療拠点となる医療機関の確立 ・医療連携パスを活用した医療ネットワークの体制づくり ・地域における担い手の育成、連携方策の検討 ・地域小児科医と市町村の連携方策の検討 4 目指す姿 ■一体的な整備によるメリットを活かした効果的な支援 ・県営の3施設(こころの発達総合支援センター、児童心理治 療施設、中央児童相談所)を同じ敷地に集積。顔の見える関 係の医師・スタッフが迅速で一貫した手厚い支援を提供。 ■全県的な支援ネットワークの整備 ・総合拠点の3施設が中心となった医療、福祉、教育、行政等 各分野における支援ネットワークの構築。 |
本件問合先 | 福祉保健部 子育て支援課 子どもの心のケア総合拠点整備室 |
055-223-1449 | |
kodomo-care-sb@pref.yamanashi.lg.jp |