先進政策バンク詳細ページ
タイトル | 「しまコトアカデミー」実施による関係人口の拡大 |
---|---|
施策・事業名称 | しまね関係人口・移住促進事業 |
都道府県名 | 島根県 |
分野 |
地域振興・まちづくり 人口減少対策 |
施策のポイント |
「しまコトアカデミー」は、東京や大阪、広島など都市圏在住で、島根のひと・地域・暮らしや島根の地域づくりなどに関心を持つ方を対象に、4~6回の座学と島根県内でのインターンシップを組み合わせた公募型の講座である。 この講座は、島根への関心をより深めることで、 (1)島根への移住を考えるきっかけづくり (2)何らかの形で島根県との関係を持ち続けたいと希望する方、いわゆる「関係人口」の拡大と関係の維持を目的としており、「移住しなくても地域を学びたい、関わりたい」という都市部在住者のニーズを満たすものとなっている。 受講生は「しまコトアカデミー」修了後、都市圏において島根をPRするイベントを開催したり、県内地域に足を運び地域活動に参加したりする等、自主的に島根に関する活動を行っている。 |
内容 |
◆事業目的 首都圏および関西圏、広島都市圏在住等で島根県の地域づくりに関心を持つ方を対象とし、島根を題材として、地方・田舎の課題を学び、現場で実際に体験しながら、地域のソーシャル活動を考える連続講座。 島根への関心層の拡大及び地域貢献を目指すUIターン者の育成、またそうした方々のネットワーク化を目的としている。 平成24年度から実施。 ◆事業内容 60名程度 【講座内容】 座学と、島根県でのインターンシップを組み合わせた連続講座。 座学では島根県で地域活動を実践している方々をメンターやゲストとして招き、島根の現状や、地域課題解決のブレインストーミング、グループワークなどを行うことで地域への理解を深める。 【県内インターンシップ】 受講生が島根県内の希望する地域(東部、西部、隠岐)を選択し、その地域で実際に活動する担い手や住民の方に話を聞き、実際に活動を体験する。インターンシップを通じて、受講生自らが地域課題や地域の価値、可能性などを発見する機会を提供する。 【しまコトプランの発表】 座学やインターンシップを通し学んだことや、今後の島根県と自分の関わり方、課題解決のためのアクションプランを、「しまコトプラン」として発表。 その後、講師やメンターから講評を受け、修了後の具体的な実践へ繋げる。 ◆得られた成果 【UIターン者の地域での活躍事例】 UIターンした卒業生の多くは、「しまコトアカデミー」を通じて学んだ地域の課題を解決するために、県内各地で熱心に活動を行っている。 ・中山間地域で訪問看護事業所の立ち上げ ・地域おこし協力隊として、地域の特産品の6次産業化に尽力 ・NPO法人に就職し、商店街のにぎわい復活に尽力 等 【都市圏での地域活動事例】 移住はできなくても、「しまコトアカデミー」をきっかけに島根との関わりを持ち続けている卒業生の多くが、それぞれの地域で引き続き島根県を応援する活動を行っている。 ・インターネットラジオでの島根県PR ・県内小学校での科学実験講座の開催 ・都内で島根の食を紹介するイベントの開催 等 【今後の展開】 R6年度から、「しまコトアカデミー」卒業生を具体的に県内の地域とつなげるフォローアップを実施することとしている。 |
関連 ホームページ |
http://www.shimakoto.com/?page_id=10 |
本件問合先 | 地域振興部 しまね暮らし推進課 移住企画係 |
0852-22-5068 | |
shimanegurashi@pref.shimane.lg.jp |