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タイトル | コストゼロで本気の「三重の文化」発信(ツイッター編) |
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施策・事業名称 | コストゼロで本気の「三重の文化」発信(ツイッター編) |
都道府県名 | 三重県 |
分野 | 教育・文化 |
事業実施期間 | 令和元年5月1日~ |
施策のポイント |
・行政がSNSで発信する際に課題となる「投稿までのスピード」を最大限向上させたこと ・投稿の分析を行うことによって、ユーザーのニーズに合わせた発信を目指したこと |
内容 |
<取組概要> 文化振興課のアカウント「三重の文化」で積極的な県内文化の発信を始めた。 発信方法については、実績のある「観光三重」にアドバイスを受けたり、他のアカウントに相互協力依頼を行い効果的な広報を目指した。 内容についても、イベント情報の発信という今まで通りの側面は残しつつ、県内文化施設を職員が訪問した体験レポートなど、様々な手法での投稿を試みた。 また、担当2人と上司で毎月末に投稿への反応を分析し、その結果を必ず次月の内容に反映させた。 結果、取組を始めてから8か月間の平均インプレッション数(ツイートを実際にユーザーが閲覧した数)は1月あたり43139と、昨年度の同時期と比べて約15倍に増やすことができた。 <現状や課題、設定した目標> 文化振興課の公式アカウント「三重の文化」は近年、所管施設(博物館、美術館等)のツイートをリツイートすることだけが発信内容となっており、アカウントの存在意義が小さくなっていた。 そこで、今年度5月から、タイムリーに情報を提供するため、投稿者と他1名のチェックによる迅速な投稿を可能とする新たな投稿ルールを整備するなどして、積極的投稿を始めた。 まずは課独自の投稿コンテンツを作るところからだったが、「ユーザーにとって魅力的な文化的投稿は何か」を軸に、様々な県内文化の情報を知ることができ、週末にそこに出かけたくなるような投稿を目指した。 <取組の検討プロセス、改善点等> 投稿を開始してからは毎月末にツイッターの分析機能を用いて、成果を数値化し、インプレッション数の多かった(よりリツイートしてもらえた)投稿やエンゲージメント率(ユーザーがその投稿に興味を示して投稿画像やURLをクリックした回数)などについて、なぜその投稿は反応が良かったのか、なぜ悪かったのかなど、担当の分析案を持ち寄って話し合った。また、例えば、8月は夏休みシーズンのため子供の自由研究にも使えそうなイベントを中心に投稿するなど、毎月の話し合いの結果を次の月の投稿計画に反映させていった。 <効果、成果> 取組を継続した結果、一定数のリツイート、いいねをいただけるようになり、インプレッション数も劇的に向上した。 イベント情報や体験レポート等を通して様々な県内文化を紹介し、それを見たユーザーに実際に訪れてもらうまでがこのアカウントの役割であると考えているため、今後も発信のあり方について、分析データを基に話し合い、アンケートなどユーザー参加型の投稿を交えながら、より魅力を感じてもらえる発信に努めたい。 また、職員の誰が担当になっても同じような成果の上がる仕組み(一定の投稿ルール)を作りたい。 <工夫した点や苦労した点> ・積極的に投稿を始めたことをどう認知してもらうか ⇒ユーザーにオススメの文化スポットを教えてもらう、職員の体験レポートが見たい施設を投票してもらう企画等を実施した |
関連 ホームページ |
https://twitter.com/miebunka |
本件問合先 | 環境生活部文化振興課 |
059-224-2176 | |
bunka@pref.mie.lg.jp |