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タイトル | ベテラン職員からの”贈る言葉!”「後進に伝えたい熟練者の暗黙知」 |
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施策・事業名称 | ベテラン職員から若手職員への暗黙知の継承 |
都道府県名 | 三重県 |
分野 | その他 |
内容 |
■取組概要 “ポスト団塊の世代”が有する「暗黙知(言葉で表現することが難しい知識)」をどうやって若手に伝えていくのか?ベテラン職員が、試行錯誤しながら「体験談」を交えつつ、文書では伝わらない暗黙知の継承に取り組みました。 ■背景・ねらい ポスト団塊の世代が大量に退職し、豊富な経験を有する職員が減少する状況において、いかにして暗黙知(業務の実戦、経験を通してでしか学ぶことのできない知識や技能。言葉や手順の形で表現することが難しい知識。)を技術継承できるかが求められていました。 そこで、平成19年度に人材育成方針を策定し、OJT・専門研修の開催を通じ、豊富な知識経験に基づく暗黙知の技術継承に取り組んできました。 ”ポスト団塊の世代”が有する「暗黙知」をどうやって若手に伝えていくのか?ベテラン職員が、試行錯誤しながら「体験談」を交えつつ、文書では伝わらない暗黙知の継承に取り組みました。 ■内容(改善点等) ○ベテラン講師の起用 各分野(事務・土木・電気・化学)のベテラン職員が講師となって、自らの経験に基づき、トラブル回避術(事例に学ぶ、失敗を活かす)、迅速な緊急時対応のポイントなどを伝授しました。 ○講師チームの編成 所属横断でベテラン職員と中堅・若手職員がチームを組み、チームで研修内容を検討し、実技研修を実施しました。研修準備の過程でチーム内での暗黙知の伝承に取り組みました。 ○実際に近い模擬演習 浄水処理に必要な感覚(主に視覚)をベテラン職員と共有するべく、実際の機器や濁り水を用いた演習に取り組みました。 研修では、既存資料によらず、講師自身の経験に基づき、自ら研修資料を作成しました。また、想定外のトラブルや状況変化に対応できるよう、ときには失敗談も交えながら現場経験で培った暗黙知の伝承ができるように努めました。 ■効果、今後の定着・発展に向けた工夫 研修終了後のアンケートでは、参加者全員が「他の職員に受講を薦める」と回答しており、非常に好評です。研修を通じて、複数の職員が有する暗黙知を共有することで、より高度な暗黙知を創出できていると考えています。 ベテラン職員が有する経験は千差万別で、ネタには尽きません。今後も魅力ある研修実施に努めていきます。 |
本件問合先 | 企業庁企業総務課 |
059-224-2822 | |
kigyok@pref.mie.jp |