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タイトル ふれあいコミュニティ・ケアネット21
施策・事業名称 ふれあいコミュニティ・ケアネット21事業
都道府県名 富山県
分野 健康福祉
内容 富山県では、全国より高齢化が早く、福祉ニーズが複雑・多様化してきたこともあり、平成15年から、県が各市町村、社会福祉協議会と連携して、ふれあいコミュニティ・ケアネット21事業(ケアネット活動)を全県的に実施しています。高齢者のみならず、障害者や健康に不安のある方、介護や子育てに悩んでいる方、ひとり親家庭等の支援が必要な世帯を広く対象として、地域の人々自らがチームをつくり、見守りや声かけ、話し相手、ゴミ出し、除雪、買物代行などの生活支援サービスを提供する、地域住民相互の支え合いづくりを推進してきました。

ケアネット活動では、医療、保健、福祉など生活を支援する専門職ともネットワークを形成することで、だれもが住み慣れた場所で安心して生活できる地域づくりを目指しています。

現在、国では、地域で高齢者等を支える仕組みとして、介護保険や医療保険などの社会保険制度のみならず、地域におけるインフォーマルな相互扶助(互助)による見守り、配食、買い物など多様な生活支援サービスの提供を重視した地域包括ケアシステムの構築を推進していますが、富山県におけるケアネット活動は、地域包括ケアの理念を先取りしていたものと言えます。

<実施内容>
富山県では、地域の福祉意識を醸成するためのふれあいサロン等の開催や、地域の支援が必要な方々に対する見守りや声かけ等の個別支援サービスの実施について、県社会福祉協議会を通じて市町村社会福祉協議会に対して助成しています。

補助対象等は次のとおりですが、ケアネット型事業の実施は必須となっています。
○ふれあい型事業
・ふれあいサロン、世代間交流会、子育てサロン、情報誌の発刊等を実施
各地区での補助対象額30万円(上限)、補助率1/6
○ケアネット型事業
・地域の要支援者一人ひとりに対し、見守りや声かけなどの個別支援サー
ビスを提供
各地区での補助対象額30万円(上限)、補助率1/3
○ふれあいケアネット融合型事業
・地域の要支援者一人ひとりに対し、見守りや声かけなどの個別支援サー
ビスを提供するとともに、必要に応じてふれあい型事業を実施
各地区での補助対象額40万円(上限)、補助率1/4

このほか、市町村社会福祉協議会に設置されているケアネットセンターにケアネット活動コーディネーターを配置し、要支援者一人ひとりに合ったサービスプログラムの作成、ケアネットチームの編成、専門機関との連絡調整を行う「ケアネットセンター運営事業」に対し助成をおこなっています。

また、シンポジウムの開催やパンフレットの作成によるケアネット活動の普及啓発、地域リーダーの養成等に対し助成しています。

<今後の目標>
人に寄り添い支え合う心を醸成することにより、県内全ての地区社会福祉協議会(306地区)での実施を目指します。
本件問合先 厚生部厚生企画課
076-444-3197