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タイトル いわて型の産業人材育成
施策・事業名称 ・地域ものづくりネットワークの設立・新たな教育システムによる人材育成
都道府県名 岩手県
分野 商工・労働
教育・文化
内容 人口減少をはじめとした様々な社会経済の環境変化に能動的に対応し、安定的で持続的な地域経済基盤を構築するためには、力強い産業成長を実現することが重要です。特にも、岩手県の経済の牽引には、盛岡以南の北上川流域を中心として集積が進む自動車関連産業、半導体関連産業などのものづくり産業が大きな役割を果たしています。
このものづくり産業を支えるための重要なファクターが、優秀なものづくり人材の提供です。そのため、産業界のニーズにしっかりと対応した人材を輩出できるよう産官学が一体となった人材育成のための新しいしくみとして、「北上川流域」、「沿岸」、「県北」の各地域にものづくりネットワークを設立しました。
このネットワークを通じて、技術・技能を有する企業人の工業高校等への派遣、工業高校生の地元企業でのインターンシップ、人材育成の情報提供、学校・企業からの相談対応など、企業、教育機関、地域などが一体となり、地域の産業を支えていく優秀な人材を恒常的に輩出していきます。
また、ものづくり人材育成のために、新たな教育システムを導入しました。
県立産業技術短大や、北上市にある黒沢尻工業高校、奥州市にある水沢工業高校で、自動車や半導体などのものづくり技術を専門的に教えるキャリア教育システムを導入しました。さらに、岩手県立大学に蓄積している「組み込みソフトウェア」技術を県内企業人材に広く移転していくための高度技術者育成プログラムを開設し、企業のニーズに対応しています。
また、産業集積が加速している自動車・半導体関連産業や、IoT、AIなどの第4次産業革命技術の活用・導入のために必要とされる高度技術・技能人材の育成のための取組を大学や専門機関と連携して進めています。岩手大学とは、半導体に関する基礎的知識や、働いてから現場で生きる知識・技術を習得することができる応用編までを学ぶことができる「いわて半導体アカデミー」を開講しています。一関工業高等専門学校とは、次世代モビィリティの基礎的な導入段階から応用的な実践段階までを学ぶことにより、次世代モビリティ社会に対応できる製品開発力や生産技術力を習得させるための講座「次世代モビリティハイスクール・カレッジ」を開校しています。さらに、ものづくり企業を支える技能者と技術者を育成するため、産業支援機関である「いわて産業振興センター」や職業訓練校、外部の専門家などと連携し、業種・業態や従業員の技能・技術レベルに応じた人材育成プログラムを実施するなど、実態に即した効果的な人材育成にも取り組んでいるところです。
本件問合先 商工労働観光部ものづくり自動車産業振興室
019-629-5551
AB0005@pref.iwate.jp