先進政策バンク詳細ページ
タイトル | 離島・へき地の医師確保対策 |
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施策・事業名称 | 離島・へき地医療支援センター事業 |
都道府県名 | 長崎県 |
分野 | 健康福祉 |
内容 |
1 離島・へき地の医療の現状について 長崎県は、国内有数の離島県で、大小51の離島に約11万人が生活しています。 このような状況において、離島医療は本県の医療政策上の最重要課題であり、昭和43年に県と離島の市町が一体となって一部事務組合である長崎県離島医療圏組合を設立し、平成21年度からは長崎県病院企業団として五島中央病院をはじめ8病院3診療所を運営する等、離島医療に積極的に取り組んでいます。 また、長崎県の離島医療は、各市町との密接な連携の中、各離島部に配置された県立保健所と共に地域保健、在宅医療から、一次、二次医療までが一連の流れで住民に提供され、さらに高度な三次医療には本土県央地区にある独立行政法人国立病院機構長崎医療センター及び長崎大学病院が対応するというサポートシステムを実践しています。 2 離島・へき地の医療支援センターの業務について 長崎県では、離島・へき地医療を担う医師の確保と、先駆的な地域医療の開拓と実践を行うために、平成16年4月「長崎県離島・へき地医療支援センター」を設置しました。 本センターは、国が推進するへき地保健医療計画に基づく「へき地医療支援機構」の業務を行うとともに、離島・へき地の市町立診療所へのドクターバンク制度による常勤医師の派遣や代診医を派遣する等、離島・へき地診療所の支援を行っています。 また、平成24年度に設置した「ながさき地域医療人材支援センター」と一体となって離島・へき地医療の支援を行っています。 3 支援センターが行う支援について (1) しますけっと団について 長崎県では、平成18年4月から「しますけっと団」という事業を行っています。 これは、離島・へき地診療所において、常勤医師の学会出席等の際の代診や当直等の診療応援、さらに、常勤医師が退職等により不在となった場合の短期派遣について市町からの要請を受け、支援センターの「しますけっと団」に登録した医師を斡旋することにより、当該地域の医療確保を支援することとしています。 1) 登録・派遣の手続き 1.本県離島・へき地診療所の代診や診療応援、短期の常勤医としての診療等に協力してもいいという医師又は医療機関があれば支援センターの「しますけっと団」として登録します。 2.「しますけっと団」から医師の派遣の斡旋を希望する市町(診療所)は、支援センターに派遣を要請します。 3.支援センターは、「しますけっと団」の中から、居住地等を勘案し、適当な登録医を紹介します。 4.診療所と登録医等は診療期間や費用等診療に関する条件協議を行います。 5.協議が整った後、市町と登録医が契約を交わし、診療を実施することとなります。 2) 登録状況 これまでに、4つの医療機関と県内外の38人の医師の方に登録して頂いています。 ・令和3年度の派遣実績としては、4診療所、延べ診療日数77日となっています。 (2) 代診医の派遣 市町立診療所の勤務医師が不在となる場合等に、県が、市町からの要請を受け、ながさき地域医療人材支援センターの専任医師を派遣し、離島・へき地医療を確保しています。 なお、市町が派遣要請できるのは、当該診療所が所在する地域の拠点病院が派遣出来ない場合であって、当該診療所の常勤医師が学会出席、研修、厚生休暇、忌引き、急病、入院等により不在となる場合、又は当該診療所の常勤医師が診療応援を必要としている場合としています。 ・令和3年度の派遣実績としては、6診療所、延べ診療日数121日となっています。 |
関連 ホームページ |
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/hukushi-hoken/iryo/ritouhekitisienn/index.html |
本件問合先 | 福祉保健部医療人材対策室 |
095-895-2421 | |
s04045@pref.nagasaki.lg.jp |