東九州自動車道(延岡~宮崎間)開通!「東九州の新時代」はじまる
3月16日、東九州自動車道「日向~都農間」が開通し、延岡から宮崎までが一本の高速道路でつながりました。当日は、県内各地で開通記念イベントが開かれ、開通時刻の午後3時に合わせて一斉にカウントダウンを行うなど、半世紀越しの悲願の実現を県民みんなで祝いました。
今後、さらに北九州までつながることで、ヒト、モノ、カネの流れが大きく変化し、東九州地域はまさに「新時代」を迎えます。本県では、高速道路の開通効果を最大限に発揮し、「東九州の新時代」をけん引していくため、次の三つの方向性で県づくりを進めていきます。
一つ目は「地域の競争力強化(みがく)」。本県が単なる通過点になることを避けるため、フードビジネスをはじめとする成長産業や観光、食、国際物流を担う細島港などの地域資源を磨き上げ、国内外に広く発信していきます。
二つ目は「広域連携の強化(つなぐ)」。東九州観光ルートの設定による北部九州や中国・四国地方などからの誘客強化、北部九州の自動車産業と本県企業の取引拡大などを通じ、広域の経済交流を促進していきます。
そして、三つ目は「県内連携の強化(まわす)」。県内の観光施設や道の駅間をつなぎ、周遊観光を促進するとともに、MICEやスポーツキャンプ誘致においても県内連携を強化し、地域経済の好循環を図っていきます。
新年度予算には、観光、地域産業・企業立地、交通・物流などの各分野に、北九州までの開通を見据えた攻めの施策を盛り込んだところであり、今後三つの方向性に沿って、官民一体となった取り組みを展開していきます。