奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の世界自然遺産登録

 奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島は日本列島の南端部に約1,200kmにわたって弧状に点在する琉球列島の一部であり、トカラ列島以南の琉球諸島(中琉球、南琉球)は、大陸との関係で独特の地史を有している。それぞれの地域が固有性の高い生態系を形成し、生物多様性が極めて高く、多くの固有種の生息・生育地となっている。代表的なものとしてヤンバルクイナ、リュウキュウヤマガメ、イリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギなどが挙げられる。
 日本国内では既に、屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島が世界自然遺産に登録されており、奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が去る2021年5月、諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)より世界自然遺産登録の勧告がされ、7月の世界遺産委員会で正式決定されたため国内5箇所目となった。
 世界自然遺産登録されたことで、知名度が上がり、環境保全意識の向上や観光客増加による地域振興が期待される一方、オーバーユース、ロードキル、密猟・盗採の増加などが懸念されるため、これらの対応策を強化し、貴重な自然遺産を次世代へ継承しなければならないと考える。

《問い合わせ先》沖縄県自然保護課 TEL098-866-2243

 

ヤンバルクイナ

イリオモテヤマネコ