北海道の高級ブランド米「ふっくりんこ」と「おぼろづき」今秋全国デビュー

 北海道は、現在、作付面積・収穫量ともに新潟県と全国トップを競う米どころとなっておりますが、昭和の時代のお米は本州産のコシヒカリ等に比べて残念ながら食味の面では劣っていました。しかしながら、冷涼な気候でも生育し、かつ、食味が向上するよう品種改良と栽培技術の確立に努力し、従来にはない食味の良い水稲品種が続々と登場しています。「きらら397」は昭和63年に登場し、これまでの北海道米のイメージを一新したお米で、現在、北海道で一番多く作付けされている品種です。その後、「ほしのゆめ」や「ななつぼし」といった現在の主力となる品種が加わり、主要3銘柄として良食味米が生産されています。
 これらの既存3品種を上回る食味を持つ品種として、今年の秋から全国デビューをする「ふっくりんこ」と「おぼろづき」は、北海道の高級ブランド米として希少価値の高いお米となっています。
 平成15年に登場した「ふっくりんこ」はタンパク含量が低いことが特徴で、ふっくらした食感と冷めても硬くなりにくく、やわらかくておいしい特性が自慢となっています。その品質を維持するため、道内の産地間において栽培から出荷・品質に至る統一基準を定めた協定を締結し、高品質で安定的な生産に取り組んでいるところです。
 また、「おぼろづき」は、通常のうるち米のアミロース含有率が20%程度に対して、14%前後と低く、強い粘りとやわらかい食感が特徴のお米となっております。食味試験ではコシヒカリに並ぶ高い評価を受けているところです。
 さらに、冷涼で湿度の低い北海道は、病害虫の発生や稲の病気が少ないため、農薬の使用を抑えたクリーンで安全・安心な米づくりに取り組んでいます。
 今年の秋から、全国デビューする「ふっくりんこ」と「おぼろづき」については、生産量もまだ少なく道内でも希少なお米ですが、全国の皆さんにも是非ご賞味いただき、おいしくなった北海道米を実感していただければと思います。