美術館が県民とともに制作。県民参加型演劇「ザ・チェーホフ」

 美術を始めとして、映画、演劇、音楽などさまざまな文化芸術活動を活発に展開し、県民が驚きや感動を体感するとともに、新しい価値観と出会う場を積極的に創ることを目指している青森県立美術館。
 青森県立美術館では、出演者を県民から募り、共に一本の舞台を作り上げる「県民参加型演劇」を制作しています。
 出来上がった舞台を観覧するだけでない演劇との出会い・感動を体験してもらい、演劇のすばらしさを体感してもらうこと、そして、それを観客の皆さんに、もっと身近な気持ちで観覧してもらおうということを主な目的としています。
 2005年12月、開館プレイベントとして太宰治の小説をベースとした「津軽」を上演しました。以降、新しい寺山修司を発見することをテーマとした「戯曲寺山修司論」、宮沢賢治を題材とした「MIYAZAWA」を上演してきました。
 4年目となる今年は、ロシアの偉大な劇作家であり、小説家でもある「アントン・チェーホフ」を題材にした演劇を制作します。
 今年は、新たな試みとして、出演者だけではなく、劇の台本を執筆する劇作家も県民から募ることとしました。
 また、この事業は、地元の若手演劇人の育成といった側面も持っています。次代の青森県の文化・芸術を担っていく若者たちが本事業に参加し、レベルアップするとともに、将来的に文化芸術活動を活発に展開してほしい、といった願いを込めて制作していきます。
 公演は、3月15日、20日、21日です。

【お問い合わせ】
青森県立美術館 舞台芸術グループ
電話番号 017-783-5243
HP http://www.aomori-museum.jp/ja/event/27/main.html

aomori200901.JPG